北朝鮮がまたぞろ、ミサイルを発射しようとしている。 その意図や背景については、専門家に任せる。 ただ、ひとつハッキリしているのは、 それが衆議院選挙において、 自民党への大きな追い風になる、ということ。 この種の「対外的な危機」のムードが高まると、 一般的に言って、どうしても、 昨日今日出来たばかりの新党に、 国政を任せる気にはならない。 長年、政界でやって来た、 古株の政党の方が有利になりがちだ。 その上、痩せても枯れても、 政権党としてのキャリアが長い自民党に頼ろうとする心理が働く。 まして、安倍総裁は対北強硬派で、 拉致問題でも恃みになると見られている。 一方、リベラル色が濃い民主党は不安視されよう。 加えて現実問題として、看板の野田代表が現職の首相なので、 危機管理にあたる必要があるから、 ホイホイ街頭演説に出る訳にもいかくなる。 民主党の他の首相経験者は、 1人は政界引退、もう1人は落選の危機で、 何の役にも立たないし。 だから北朝鮮は、 自ら自民党の応援団を買って出ているようなもんだ。
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