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トッキー
2012.11.27 06:23震災・原発問題

産経・石橋文登九州総局長のデマだらけコラム

やっぱり連日書かざるを得ない
状態になってしまいました。
「産経デマ新聞監視レポート」です。

今日は「from Editer」というコラム欄で
九州総局長・石橋文登なる人物が
嘘八百、デマ・ペテンをならべています。

まず石橋は、九州電力が玄海・川内両原発の
全面停止による燃料費の増大で、
年間4000億円の赤字で瀕死の重傷だと
書いています。
私はまずこの
「4000億円の燃料費増」
に疑問を持ちます。
関西電力は昨日の電力料金値上げ申請に伴い、
燃料費が4400億円増大したと説明しています。
九電の火力発電量は、関電の約70%です。
どう考えても4000億円増は計算が合いません。

九電は関電よりもずっとバカ高い値段で
燃料を買っているのでしょうか?

そもそも、日本の電力会社は「総括原価方式」
にあぐらをかいて、安く燃料を調達する努力を
一切しておらず、火力発電の主力であるLNGを
国際相場の10倍の値段で買っている
指摘されていることを、産経は決して書きません。

また石橋は、ドイツでは電気料金が
過去10年間で1.8倍に跳ね上がり、
10月には再生エネルギー買い取り制度(FIT)の
廃止を決めたと書いています。
しかし、ドイツの電力料金が上がったのは、
FITによる賦課金も理由の一つですが、
それより大きいのは原価の上昇です。
しかも、1.8倍になったといっても、
今の日本の電力料金よりは安いのです。
それに、ドイツでFITが見直しになったのは、
20年に及ぶ運用で太陽光発電の普及が進み、
FITによって導入を後押ししなくても
いい段階に入ったからです。
さらに石橋は、日本の太陽光パネルは
中国・台湾製の格安品に押され、国内メーカーは
次々撤退・縮小に追い込まれて、
景気浮揚は期待できないと書いています。
価格競争では日本メーカーが不利だというのは、
半導体や液晶テレビと同じことで、
日本の太陽光パネルメーカーは
耐久性や、発電効率を向上させた
最先端技術のパネルを開発することで
対抗すべく企業努力を重ねています。
産経の記者は、日本メーカーに対して、
高品質な製品を作って国際市場で競争する
企業努力など無駄だと言いたいのでしょうか?
そして、この記事で呆れ果てたのは、この一文です。
「少なくとも加圧水型軽水炉(PWR)では、
福島第1原発の沸騰水型軽水炉(BWR)で
起きたようなメルトダウンはほぼ起きえない」
どうやら、この石橋文登なる記者は、
メルトダウン事故を起こした
アメリカ・スリーマイル島原発が
加圧水型だったことを
知らないらしいのです!!
そもそも、「3・11」以前は、
沸騰水型だって
日本ではメルトダウン事故なんか
「絶対起こらない」
はずだったんじゃないですか!!
それをまだヌケヌケと
「加圧水型なら起こらない」だと~~
産経新聞の記者って、
本当に低級なデマ屋しか
いないみたいですね。
トッキー

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