ゴー宣DOJO

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切通理作
2012.10.31 09:49

「ヒーロー」を抜いた現実

 次回道場「サブカルヒーローの本質に迫る」
いよいよ、本当に本日締め切りです。

 
 

 まだ、ネットの応募でしたら間に合いますので、
ぜひ参加ご希望ください!
 

 
 道場門弟の人たちがやっているMLで、
興味深い意見がありましたので、
以下紹介します。

「もし自分がヒーローに変身したとして、
安易に怪人と闘う自分を夢想して悦にいることは、
まさにネトウヨ思考でありましょう。

自分が正義のヒーローになった時のことを
自分が特攻隊員に志願せねばならぬ状況になった時のことを
どれだけリアルに想像できるのか。
どれだけ己の内心に肉迫出来るのか

言葉遊びではない生々しい肉声を発せねばならないんスよね。
それってギリギリと自分の精神を追い込まねば
吐き出せない言葉だからシンドイのですよね。

だから実は敷居を下げた筈の次回の道場って、
考えようによっては
かなり精神的にはキツイ作業をせねばならないのですよ。」

 

 なるほど、今度のテーマって、
ちっとも敷居が低くなかったのか!

 

 それから、こういう意見もありました。

「銃社会で治安の悪いアメリカでは、
街の秩序を守るのでさえ
『ひとのやれないこと』であり、

日本でヒーローを活躍させるには、
平和を乱す人知を超えた怪物を
登場させる必要があるのかなと思うのです。」

 
  この意見を読んで、

日本では、「ヒーロー」を抜いた現実は
「何も起こらない日常」であるのにたいし、

アメリカでは、「ヒーロー」を抜いた現実は
「悪のはびこる日常」なのかもしれないな、
と思いました。

だからアメリカでは「ヒーローになる」
ということは、少なくとも想像上では
スカッとすることなのに、

日本では、
考えるだけでこの世界の重荷を
全部背負うような、大変なことなんだなという
気がしてきました。

しかし、日本がこのまま
どんどんスラム化して行って、
経済もモラルも崩れ、
さらに震災にまで見舞われたとき、

『北斗の拳』のケンシロウのような
ヒーローが登場してくれるでしょうか。

そうなる前に「他人任せ」にしない
思考が、我々一人一人に求められているのでは。

スーパーヒーローは想像上の存在ですが、
「当事者意識の自覚」は
誰にでも求められていると思います。

  

第31回ゴー宣道場「サブカル・ヒーローの本質に迫る」

平成24年11月11日(日)午後1時 から
『アットビジネスセンター東京駅八重洲通り』 にて開催します。

「アットビジネスセンター東京駅八重洲通り」
(住所:東京都中央区八丁堀1-9-8 明光商会本社ビル4階)は、
JR 『東京駅』八重洲口 より徒歩10分、
日比谷線 『八丁堀駅』
A5出口 より徒歩2分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

会場のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、http://abc-kaigishitsu.com/tokyo_yaesudori/access.html でどうぞ。

入場料は、お一人1000円です。

応募〆切

平成24年10/31(水)必着


当選された方にのみ当選通知を送らせて頂きます絵文字:記念日

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

このHPの上記のメニューの右端に

「道場参加申し込み」
というのができました!

これをクリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に
「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

申し込み〆切後、当選された方にのみ
「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、

その「当選メール」をプリントアウトの上、

会場までご持参下さい。

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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