ゴー宣DOJO

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切通理作
2012.8.8 08:10

内なる「中庸」を疑え!

「『原発推進と脱原発の二項対立では原発問題は解決しない』これは最近の若手リベラルの知識人までが言いだしたヘタレ意見だ」

 

いま出ているSAPIO(8/29号)のゴー宣、小林よしのりさんの上の発言を読んで、我が意を得たりと思いました。

つくづく、一見頭のよさそうな人の「中立主義」的意識の蔓延にうんざりしていたからです。

 

原発推進も即刻廃止も「極論」だから間を取ろう。それが頭のいい人の考え方だ・・・・・・そう思っている人は、一個でも原発が爆発したらどうなるかということが物事の本質なのに、考えないようにしているとしか思えません。

 

あんまり極論は良くないから、本当はなくした方がいいけど一個ぐらい再稼働させてもいいだろうとか、二十年後にはなくす方向で行こうとかいうのは、何も考えていないのと同じです。

 

たしかに、物事を見る時「バランスを考える」のは必要です。

 

しかし、極論と極論の真ん中を取ればいいバランスになる・・・・・・とだけ考えてればいいのなら、それは思考停止ではないでしょうか。

 

自分の頭で考えていない人間が、頭のよいかのように見せかけて、それですむと思っているのがいまの日本です。

 

昨日もニコニコ動画でゴー宣道場の動画を見ていたら、番組が中断され、原発についての緊急アンケートがありました。

そこでも問題設定に原発比率の提示がありました。

 

小林さんは政府の同様の調査に対して今回のゴー宣でこう書いてます。

「中庸」が好きな日本人に対する心理操作だ、と。

 

0%、15%、20から25%と提示されれば、15%を選んでしまうのが日本人なのだ、と。

 

しかしもし事故が起きたら、現実も中間点で着地してくれるのでしょうか? 国土の15%だけが壊滅したり、自分の健康の15%だけが損なわれたりするのでしょうか?

 

皆さん、内なる「中庸」意識を疑いましょう!

 

そして真のバランス感覚を呼び覚ますための「論議」を!

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拡大版 ゴー宣道場(第29回)



「倫理と成長の脱原発」

平成24年9月16日(日)正午 から
『玉川区民会館ホール』 にて開催します。
9月は 第3日曜日 の開催です絵文字:重要絵文字:重要

  既成の「反原発」の運動と違うのは、

「成長」 という言葉が入っていることに注目して下さい絵文字:ひらめき
原発問題は、もう右も左も関係ありません。
当日は、驚くようなゲストも登場する予定です絵文字:重要絵文字:笑顔絵文字:笑顔
普段の道場の定員では漏れると思い込んでる方、
地方から年一回くらいは参加したいと思っている方、
未だに道場って恐いのではと勘違いしてる方、
私は不真面目な人間だから場にそぐわないのではと遠慮してる方、

大きな会場で開催されるこの機会に、ぜひ参加してみて下さい絵文字:重要

入場料は、お一人900円です。

そして、なんと拡大版「ゴー宣道場」は、
このHP上からの応募も可能になりましたー絵文字:重要絵文字:重要
下のURLをクリックして頂き、参加申し込みフォームからご応募下さい

https://www.gosen-dojo.com/?page_id=530

もちろん引き続き、ハガキでのご応募も受付けています絵文字:記念日

往復はがき に、『拡大版ゴー宣道場 参加希望』 と明記、

さらに、


1.
氏名(同伴者がいる場合はその方の氏名と続柄・関係など)

2. 住所

3. 電話番号
4. 年齢

5.
職業(学生の方は学校名)
6.
募集を知った媒体
7.
応募の理由と道場への期待

返信はがきの宛名には、ご自分の氏名・住所をご記入の上、

152-8799

東京都目黒区目黒本町1-15-16 目黒郵便局・局留め

『ゴー宣道場』代表・小林よしのり、担当・岸端


まで、お送り下さい。

応募〆切、9/3必着!

皆さんからの申し込みにはすべて目を通させて頂きますので、

どうぞ奮ってご応募下さい絵文字:音楽

ネット、ハガキ共に、

当選された方にのみ当選通知を送らせて頂きます絵文字:記念日
当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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