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トッキー
2012.8.2 02:16震災・原発問題

原発止めたら地獄が来るって!?

地獄が来るぞー、地獄が来るぞー、
原発止めたら地獄が来るぞー、
原発止めたら人が死ぬぞー
人が死ぬぞー、人が死ぬぞー
数十万もの人が死ぬぞー・・・

原発ブラボー派は、ついに
恐怖の感情を煽って
マインドコントロールする
麻原彰晃と同じ
手段を取り始めました。

今日(8月2日)の産経新聞オピニオン面の
京都大学大学院教授・藤井聡
の論説(?)
がそれです。

『原発が止まる「地獄」こそ直視を』
というタイトルで、
原発が止まったら地獄が来る、
それはそんなに生やさしいものではないと
恐怖を煽りまくっています。

そんなこと言っても、
関西電力管内でさえ
いま大飯原発を止めても
電力が足りる状態だし、
他は全国原発ゼロで
この猛暑を乗り切っています。

それでも藤井は、この状態が長く続けば
「地獄」が来るといい、以下の3点を挙げます。

第一に、化石燃料の輸入で電気料金が上がり、
産業空洞化に一段と拍車がかかり、
景気がさらに冷え込み、失業者が増え、
自殺者が増える!

第二に、電力会社は批判を受けて
「改革」を強いられた結果、
電力供給システムが劣化し、
停電で医療設備が動かなくなり
信号機停止で交通事故が増え、
命を落とす国民が増える!

第三に、化石燃料の輸入でGDPが縮み、
その結果、不況を著しく悪化させ、
自殺者が増える!

見ればわかるとおり、
「第一」と「第三」が
完全に重複しています。

案外、恐怖を煽る「ネタ」は
そんなに多くないようです

今日の東京新聞1面コラム「筆洗」によれば、
なんと原子炉メーカー世界大手の
GE(ゼネラル・エレクトリック)の
ジェフ・イメルト最高経営責任者が、
英誌フィナンシャル・タイムスに対して
「原発はコストが高い」と指摘し、
「シェールガス革命」によっていずれ
経済的に見合わなくなると発言したそうです。

昨年、化石燃料の輸入額が約3兆円増えた
と言っても、この額は今後どんどん圧縮可能です。

化石燃料の輸入で
「地獄」が来るというのは、
明らかにデマです。

一方、原発のコストは廃炉、使用済み燃料処理
まで含めれば、どこまで膨れ上がるかわかりません。
こちらの方がリアルに「地獄」です。

電力会社が批判されて「改革」したら
「停電」が増えて人が死ぬ、という話に至っては、
この人正気か!?としか言いようがありません。

電力会社って、改革迫られたら
停電テロ起こすんですか?
全く意味がわかりません。

藤井は
「原発未稼働による不況の深刻化と、
散発的に発生する停電を通して、
遺憾ながらも、
結果的に多くの国民が
死に追いやられかねないのである。
それは、長期で累計すれば、数万、
最悪の場合には
数十万という
水準に達するのではないか、と
筆者は本気で案じている」
と書いています。

本気の馬鹿です。

そうでなければ、
「原発再稼働」の目的のために
わざと恐怖を煽っている詐欺師です。

藤井は、化石燃料の輸入額増加と、
電力会社の「改革」による停電で
数万、数十万の死者が出るという
「悪夢が現実化する確率」が、
「科学的データに基づいてる推計される
大飯原発事故の発生確率に比べれば、
はるかに巨大だといわざるを得ない
のではないだろうか」
と書いています。

原発ムラの麻原彰晃です。

それにしても、自称保守派は
福島の低線量被曝についてはさんざん
「不安を煽るな」と言っておいて、
こういうデマには
「不安を煽るな」と言わないのでしょうか?

原発推進派には、
ありとあらゆる
卑怯者と嘘つきと馬鹿が
集結しているようです。
 
トッキー

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