ここのところ
産経新聞の批判ばかり
産経新聞の批判ばかり
続いてましたが、
朝日新聞も以前と
大して変わってません。
大して変わってません。
今日(7月28日)の朝日新聞は
朝日新聞社の
「ニッポン前へ委員会」の提言として、
「ニッポン前へ委員会」の提言として、
津田塾大准教授・萱野稔人氏の
『エネルギー消費を抑え発展探れ』
と題するコラムを載せています。
萱野氏は
「昨年、液化天然ガスや石油など、
火力発電に用いる鉱物性燃料の
輸入額が増加したことで、
日本は31年ぶりに貿易赤字国となった」
としたうえで、
「このまま化石燃料への依存を続けることは、
日本経済のさらなる委縮と貧困化を
もたらしかねないのだ」
と警鐘を鳴らします。
ところが、最後にとってつけたように
「もちろん、原発事故を経験した現在、
私たちは安易に原発に頼ることはできない」
と言い出し、
「エネルギー消費の拡大を基盤としない
経済発展のあり方を模索するという、
新たな挑戦が始まったのである」
と結論付けて終わります。
具体案は、一切提示していません。
四方八方にいい顔しながら、
具体的な解決策は何もないまま、
「うまく問題が解決したらいいね」
と言ってるだけ!
おなじみ「反戦平和」記事と
全く同じです!
朝日は未だにこんなものを
社の「提言」として載せてしまう
「お花畑」体質なのです。
こんなものを産経、財界、ネトウヨ連中が見たら、
せせら笑ってこう言うに決まってます。
「エネルギー消費を拡大せずに経済発展なんて、
できるわけがない。化石燃料に頼れないなら、
原発再稼働しかないじゃないか!」
この朝日の「提言」は、
原発推進派を利する
役にしか立ちません。
役にしか立ちません。
そもそも萱野氏は、現状分析の時点で
既に原発ブラボー団の情報操作に
引っかかっています。
昨年日本が
貿易赤字になったのは、
化石燃料の輸入だけが
原因ではありません。
原因ではありません。
まず、輸出が
2兆5060億円減っています。
理由は、第一に円高。
さらに東日本大震災でサプライチェーンが
寸断され、自動車などが減産したこと。
そして、欧州危機を背景に、中国に対する
部品などの輸出が減少したことなどです。
一方、輸入は
7兆2353億円増加しました。
しかし、その中で
火力発電の主力である
LNG(液化天然ガス)の
輸入額の増加分は、
輸入額の増加分は、
2兆8184億円です。
石炭や原油の輸入量は前年より
減っているほどですから、
化石燃料の輸入額増加だけで
貿易赤字になったとは到底言えません。
やはり、円高などのために、
全体的に輸入が増加したという
理由を外すことはできないでしょう。
しかも、日本の電力会社は
「原発は安い」
ということにするために、
ということにするために、
燃料を安く買う努力を
してこなかったのです。
してこなかったのです。
日本のLNG買い付け価格は、韓国の2倍です。
化石燃料は、もっと安く買えるのです。
しかもこれからは
シェールガス・シェールオイルの開発で、
値段はもっと下がります。
「週刊朝日」8月3日号では、
田原総一朗氏が米国に取材し、
「アメリカは原発に興味がない。
シェールガスやシェールオイルは、
原発よりも確実に安い。
もちろん放射能を出すような事故は
起こらない」
ということを今ごろ知って
「衝撃」を受けています。
シェールオイルの試験生産は、
わが国でも早ければ
来年にも始まります。
日本国内にはまだ石炭が70年分は
埋蔵されていますし、将来的には
メタンハイドレートの開発も期待できます。
再生可能エネルギーが普及するまで、
化石燃料への依存を増やしても、
問題はないのです。
このようなことは、
『脱原発論』にさらに詳しく
描いています。
「倫理と成長の脱原発」
は可能なのです!
しかし、産経があれだけ
インチキが顕わになってるっていうのに、
朝日も頼りにならないねえ。
それとも、朝日って実は原発維持派?