今日あたりは
地方の本屋さんにも
地方の本屋さんにも
行きわたったでしょうか?
『わしズム Vol.31
真夏のまなざし号』 !!
真夏のまなざし号』 !!
鮮やかな色調の表紙に
描かれているのは
ヤマタノオロチとスサノオノミコト
・・・と、なぜか無邪気に
オロチの尻尾に乗ってるよしりん。
そう、今回の大特集は
『古事記りばいばる』!!
最近は『桃太郎』も知らない
子供も出てきているそうで、
これはエライことになってるなー
とも思いますが、そう言う
私の世代あたりで既に日本神話には
相当なじみが薄くなっています。
で、これじゃいかんと思い立ち、
学術文庫の『古事記』やら、
保守派ご推奨の親子向けの
日本神話の本やらを開いてみたけれど、
どーにもつまんない。
神サマの名前がおぼえられない。
話がなんだかわけわかんない。
本当は面白いんじゃないか
と思うのだが、
魅力がありそうにも思うのだが、
どうやってそこに到達すれば
いいのかわからない。
いいのかわからない。
なんだか日本人として
損している気がしてならない
・・・なんて思っているアナタに
(つーか、私のことなんだが)
ぴったりの、そして唯一の
『古事記』入門が、
ついに登場しました!!
ついに登場しました!!
まず、よしりん先生が幼少期に
読んでいた絵本の再録、これがいい!
品がよさそうで、なぜか不気味で、
何か混沌としている。
そうかー、昔の子供はこういうのを読んで
神話を原体験に持ったのかと思わされます。
で、この不気味と混沌を
原体験に持った(違います?)
よしりん先生が描く『古事記』
『国生み神話』と『天孫降臨』を
描いていますが、これは本当に、
今までにない描き方の
『古事記』です!
『古事記』です!
神話のストーリーを見せながら、
その解説も並行させ、
よしりん先生の意見も織り交ぜて
ギャグまで入れていく手法そのものが
画期的なのですが、
それにも増して、
「八百万の神々」の
「八百万の神々」の
描き分けを始めとする絵が
最高に楽しい!!
ぜひ続き描いてほしいと思うのは、
私だけでしょうか?
そして、よくぞこれだけ揃えたなあと
言うほかない執筆者の面々!
大塚ひかり 『イザナキ・イザナミ 愛と死のグロテスク』
橋本治 『アマテラス大御神とスサノオの命』
五月女ケイ子 『MO妄想SO 天の岩戸』
阿刀田高 『ヤマタノオロチはなぜ凄いか』
泉美木蘭 『豊玉姫と山佐知』
高森明勅 『サホビメの悲劇』
『「古事記」リバイバルの千三百年史』
久松文雄 『倭建命の試煉』
笹幸恵 『愛と犠牲 弟橘比売命』
藤井厳喜 『古事記の中の誌歌 芭蕉や山頭火の原点』
小説、漫画、エッセイ、学術、
それぞれの執筆者が全く違う手法で
それぞれの『古事記』について
書いているので、通して読んで行くと、
縦横無尽、複合的、立体的に、
『古事記』が見えてくるように
なっているのです!
こういうことができること自体が、
『古事記』の奥深さを物語っています。
今までなんで取っつきにくかったんだろう?
今まで退屈だと思っていた『古事記』って、
何だったんだろう? と思うこと請け合い!
事実、私はそう思った!
この『古事記』の楽しさ、奥深さを知らないと、
日本人として、確実に損しますよ!
わしズム、発売中!!