今日の産経新聞に、
カメラマンの宮嶋茂樹氏が、
『北とオウムと反原発』と
題したコラムを書いています。
北朝鮮とオウムは似ている。
それは誰にもわかります。
しかし、宮嶋氏はさらに続けて、
いつもの嘲笑体の文章で
次のように書くのです。
あと何かと似とるんや・・・最近よく目にする・・・。
おのれが信じたものこそ正義、それを他人にもおしつける。
それを理解できないものはナンセンス。
他人の意見など聞く耳もたず、リーダーの言うことを妄信する。
そや、反原発をヒステリックに叫ぶ一部の
そや、反原発をヒステリックに叫ぶ一部の
"プロ市民" "自称・市民団体"の方々や。
「信仰の自由」を「自然」に置き換えたら、あの方々と同じやないか。
東電や政府や「御用学者」と決めつけた専門家の言うことは、
すべてデタラメ・・・自分たちと違う考えはすべて否定・・・同じや。
宮嶋氏は、
「反原発」を唱える人は
「プロ市民」「自称・市民団体」で、
「北やオウムと同じや」
と決めつけるのです。
「冷温停止状態」だの、
「年間20ミリシーベルトまで居住可能」だの、
東電や政府や「御用学者」の言うことが
デタラメなのはわかりきっているのに、
それをデタラメだと言ったら
宮嶋氏は「北やオウムと同じや」
と言うのです。
そして宮嶋氏はコラムの最後には、
こんなことまで書いています。
オウムの残党は
東電の原発や放射能より、
間違いなく危険やのに・・・
信じられません。
宮嶋氏は東日本大震災の取材中、
南相馬で原発事故に遭遇。
1年前の「週刊文春」臨時増刊
『東京電力の大罪』では、
いつもの嘲笑体とは全然違う
深刻な語り口で、
もうパニックまっただ中、燃料の残量も考えず、
一メートルでも原発から離れよう
と南相馬から逃げ出したのである。
と、恐怖に駆られて逃げ回った
体験談を書いています。そして、
ここでは原発が復興の足を
引っ張り続けているのである。
引っ張り続けているのである。
人類の英知を注ぎこんでも、いまだに
原発を沈黙させられないのである。
原発を沈黙させられないのである。
と嘆き、
「原発がうらめしい」
とまで書いています。
その同じ人が
産経新聞にコラムを書くと、
産経の主張に完全に洗脳されて
原発事故がそんなに危険じゃない
ことになってしまうのです!!
これこそオウム、
これこそ北朝鮮
じゃないですか!!
じゃないですか!!
宮嶋氏は「反原発」の人を
非難して、こう言います。
日本が電力不足に陥ってても、企業が国外に
逃げていった責任も当然とるおつもりはない。
「電力不足」は、関電が
わざと非常用電源の増設を
しなかったからじゃないですか。
「企業が国外に逃げていった」っていうのなら、
「電力不足」を理由に、どの企業がどの国に
出て行ったのか言って下さいよ、
仮にもジャーナリストなら。
企業が海外に移転するのは人件費や
為替や法人税率、移転先の市場に
目的があるのであって、たとえ
電気料金が10%上がっても、
コスト増は0.1%に過ぎません。
産経に書くから、
産経が掲げる
「反原発は左翼」
「電力不足」
「企業が逃げる」
を疑いもなく妄信する。
これこそ北朝鮮の
主体思想であり、
オウムの教典・
ヴァジラヤーナじゃないですか!
ヴァジラヤーナじゃないですか!
産経ムラに入ったらたちまち
ムラの論理に洗脳されて、
こうも平然と
言うこと変えてしまうとはねえ・・・
「不肖・宮嶋」も、こんなもんか。
日本にはこんな
ジャーナリスト・言論人しか
いないんですかねえ?