ゴー宣DOJO

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切通理作
2012.4.29 11:27

大阪「都」構想と、東京都の尖閣諸島購入問題

   次回道場『公民と国民、何が違うか??権力批判のすすめ』のかっこうの題材として、ツイッターでの橋下徹市長による小林よしのり批判がある・・・・・・・とこのブログに書こうとしたら、小林さんご本人に先を越されてしまいました!

  でも今回のことで、考えさせられたという人、いませんか?

  僕は石原慎太郎東京都知事による「尖閣諸島を都が買う」宣言と、重ね合わせて考えてしまいました。

  東京都民が、ただ自分たちの利益だけを考えた場合、東京からはるか遠く、沖縄よりさらに先にある場所を、なぜ自分たちの税金で買わねばらならないのか、理不尽に感じるしかないでしょう。

  しかし「国民として国防のために都税を使ってほしい」と多数の都民がもし思ったとしたら・・・・・・。
 政府が先送りしている問題を、都民が国民として引き受けることになります。
 それこそが「公論」ではないでしょうか。

  そして橋下市長が言う、<大阪「都」構想は単なる行政上の仮の呼称であって「天皇陛下のいる都」とは関係がない>という奇妙な主張は、つまり国柄から行政を切り離す・・・・・・・ということになりませんか。

  橋下市長のその部分を支持する大阪府民がもしいるとしたら、そこに「公論」を感じることはできませんし、ましてや「橋下氏を首相に」という向きに対しては、「いまのままでは、彼はもっともふさわしくない人材では?」と問うしかありません。

  また、もし国柄が形式と関係がないなら、大阪都構想と「国旗国歌の強制」との間で矛盾が生じるのは言うまでもありません。

   橋下市長は言論による批判は「口先だけだからダメ」と言いますが、行政上の「現場」を仕切る「政治家」の言うことに黙って従うのが「公論」なのか?
   また石原都知事のしたことは、政府に対しては「反権力」ではないのか?

   そんな錯綜する「公民」と「国民」の問題について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います!

 次回5月13日(日)13時から開催の

 「第25回ゴー宣道場」『公民と国民、何が違うか??権力批判のすすめ―』。

  応募の〆切まで、ギリギリまだ間に合います。

5月2日(水)必着です!

 

入場料は1000円。

 

参加希望の方は往復はがきに、『第25回参加希望』と明記、

 

さらに、

 

 

1.   氏名(同伴者がいる場合はその方の氏名と続柄・関係など)

2.   住所

3.   電話番号

4.   年齢

5.   職業(学生の方は学校名)

6.   募集を知った媒体

7.   応募の理由と道場への期待

 

 

返信はがきの宛名には、ご自分の氏名・住所をご記入の上、

 

〒152-8799

 

 

東京都目黒区目黒本町1-15-16 目黒郵便局・局留め

 

 

『ゴー宣道場』代表・小林よしのり、担当・岸端

 

まで、お送り下さい。

 

当選された方にのみ、返信はがきを送付致します。

 

たくさんのご応募、お待ちしております。

 

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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