いろいろ他の話題が入って
棚上げになっていたのですが、
棚上げになっていたのですが、
もう1回書くことが残ってたのですよ、
マダム・ミスリード・シリーズ!!
マダム・ミスリード・シリーズ!!
マダム・ミスリードこと
櫻井よしこの産経新聞4月12日付
女性宮家創設に反対するコラム、
これが間違いだらけだ
ということを指摘してきたわけですが、
実を言うと、ここで一か所だけ、
櫻井氏が珍しく正しいことを
書いている箇所があります。
それは、この一節です。
「わが国は年来
皇室の本質を変えることなく、
その時々の問題に
柔軟に対処してきた」
これは、全くその通りなのです。
この伝でいけば、
皇統には男系も女系も含まれている
わけですし、そもそも
女神・天照大神に始まる血統を
継いでいることこそが皇室の本質
なのですから、
女系継承によって皇室の本質を
変えることはまったくありません。
そしていま起きている問題は、
古代以来続いていた側室制度を
昭和天皇が廃止された
ことによって、
男系男子限定の皇位継承が
不可能になっている
ということです。
とすれば、採るべき「柔軟な対処」とは
如何なるものか、答えは明らかです。
女系継承の公認。
これがまったく自然な結論です。
ところが、ここからが
マダム・ミスリードの本領発揮!!
櫻井よしこは、絶対に
この結論には到達しないのです!
櫻井よしこの言う「柔軟な対処」とは、
明治・大正期に皇族が増えすぎた時、
皇族の一部を臣籍降下させており、
今は正反対で皇族が減りすぎる時だから、
以前と正反対に、いま国民になっている
「旧皇族」を「皇籍復帰」させればいい、
というものです。
馬鹿です。
馬鹿といって悪ければ、
完全なる無知です。
その時々の「頭数」の都合で、
「皇族」と「国民」を
行ったり来たりさせればいい、
とマダム・ミスリードは言うのです。
「皇室の本質」とは、
「君臣の分義は
おごそかにわきまえる」
ということです。
「聖と俗の境を
厳粛に区別する」
ということです。
厳粛に区別する」
ということです。
もちろんここで櫻井よしこが「旧皇族の皇籍復帰」
といってるのは完全に間違いで、正しくは
旧皇族系の国民を新たに皇族にするということです。
俗界に育った国民が、
単に「頭数の都合」で
皇族になれる
なんてことが起きたら、
その時こそ皇室は崩壊します。
櫻井よしこは、
皇室を滅亡させようと
しているのです。
それともう一点、
4月11日付ブログで指摘した
「民間内親王」という奇説、
これについて高森師範から
教えていただいたのですが、
どうやらこれは
旧皇室典範第44条の規定で、
女性皇族が民間に嫁いでも
天皇陛下の「特旨」によって
内親王・女王を称することができる
特例が認められていたことを
曲解してひねり出したもののようです。
この場合は、民間に嫁した
女性皇族の身分は
あくまでも民間人であり、
「準皇族」でもなければ、
公務に当たることも一切ありませんでした。
ただ称号を名乗ることを許されただけであり、
まったくケースが異なります。
「準皇族の民間内親王」という奇説は、
以前安倍晋三も同じことを言ってましたから、
誰かが間違った知識を
吹き込んで回っているのでしょう。
『わしズム』
夜明けの復刊号の特集
『女性宮家創設の真相はこれだ!』
この中で高森師範は
「君臣の分義」についてさらに詳しく触れています。
自称保守派の不勉強と独善は
昔も今も変わらないという事実は
『ゴーマニズム宣言』
が余すところなく描いています。
そして特報!
この『わしズム』を
ベースに行われた
第24回・ゴー宣道場の
ダイジェスト版を
近日公開!
自称保守・似非尊皇が
いかに暴論を言ってるか、
端的に明らかになります。
『わしズム』読んでお待ちください!