民主党政権は
大飯原発再稼働へと
つんのめっています。
大飯原発再稼働へと
つんのめっています。
安全対策も全部後回しなのに、
「運転したいから安全」とでもいうような、
3・11以前と何一つ変わらない
思考パターンには
本当にあきれ果てます。
私は最近、
枝野経産相の風体が
「腹話術人形」にしか見えません。
枝野、お前はいいから
「人形使い」を前に出せ！
その空々しい言葉を
言わせているのは誰だ？
仙谷か？ 官僚か？
財界か？ 電力会社か？
ところで、
原発の話題もそろそろ旬を過ぎ、
夏を過ぎればもう
飽きられちゃうんじゃないか？
・・・なんていう声も
ちらほら聞こえてきます。
ちらほら聞こえてきます。
人の興味が持続するのは、
この夏、電力は足りるかどうか
というところまでで、
秋以降電力不足の心配がなくなったら、
関心もなくなっちゃうだろうと
いうことらしいです。
政府や電力会社等が、
「原発が一機も動いてなくても
夏を乗り切れた」という
事態を招きたくないもんだから、
何が何でも夏になる前に
大飯原発を動かそうと
躍起になっているのは丸見えです。
しかし、もし再稼働したら、
それは必ず政局の問題になります。
「大坂維新の会」は反原発を掲げて
反民主党を鮮明にするでしょうし、
民主党内でも菅前首相が
脱原発を総選挙の争点にすべきだ
と言い出しています。
これは政界再編に繋がる問題にまで
広がる可能性が大いにあります。
そして、大飯原発が再稼働して関電が
「原発のおかげで電力が足りた」とPRしようとも、
あるいは逆に地元の反対などで
大飯原発が再稼働しないまま夏を迎え、
「計画停電」のような事態が起きたとしても、
まずそれで収まることはないでしょう。
既に民間では原発０でも夏を乗り切る
ための方策が提案されており、
それに基づけば電力は足りる
という試算が出されています。
仮に「計画停電」が起きても、
実は足りていたのに
原発再稼働の世論作りのために
わざとやったのではないか
という疑惑は必ず湧き上がり、
秋以降、厳しい検証が
行われることになるでしょう。
そもそも、
言うまでもないことですが
「原発問題」自体は
決して終わりません。
福島第一原発の事故処理だけでも
この先30年、40年と続いていくのです。
低放射線被曝の問題が
表面化してくるのもこの先のことです。
「問題」はずっと存在しているのに
「話題」が消えてしまったら、
それは忌々しきことです。
それこそ、原発再稼働をもくろむ
既得権益者の思う壺です。
「旬の話題」で消費されない、
いつまでも残り、
いつ見ても威力を発揮するような
作品に仕上げることができるか？
現在製作中の
『脱原発論』は、
そこが勝負だと
思っています。
