ここ数日、
言葉というものが
こんなに伝わらないものなのか、
こんなに誤解されるものなのかと
ちょっとした絶望感を
味わっていましたが、
昨日、よしりん先生が
仕上げたコンテを読んで、
そんな絶望感なんか
抱いている暇はないと
思い直した、みなぼんです
そのコンテは
「SAPIO」掲載予定の
『ゴー宣』 ですが、
週刊ポストや
原発推進派が言う
「ICRPは公衆被爆と
職業被爆の規制を
強化している」
という ICRP擁護 と
放射能 “ 安全デマ ”
の カラクリ を
詳細に暴いています
ここまで汚い
ゴマカシやスリカエを
平然と使うのかと、
空恐ろしい気持ちになります。
同時に、こんなことが
本当に許されて良いのかと
怒りが湧きます。
こんな風に描くとまた、
「分断を招いている」
「不安を煽るな」
と言われるのかな?
でも私は
そんな批判を読むたびに、
逆に聞きたくなるんです。
じゃあ、
どんな表現だったら、
被災者の不安を煽ることなく、
分断も生まず、
かつ現実を直視させ、
危機を広く伝え、
さらには政治家に
決断や覚悟を迫ることが
できるのでしょうか
しかも
デタラメな報道や
言論をしておいて
責任なんか一切
とらないような人を相手に
闘わなければ
いけないのですが、
どんな表現だったら
満足なんでしょうか
優しい言葉で、
不安を煽らず、
毒のない
品の良い表現
そもそも、
そんな表現方法って
「ゴーマニズム宣言」
でしょうか?
「小林よしのり」
でしょうか?
人が目を反らしがちな
タブーを描いて、
「見ろこれが真実だ」
と突きつけ、閉塞した状況に
風穴を開ける
それはデビュー作から
痛烈な風刺を描いてきた
よしりん先生の
一貫した表現法です
何だか、
震災直後の 「不謹慎」 に
似たような、
被災者を盾にした
「言葉狩り」 を感じます。
よしりん先生が
言っていたように、
被災者が 「聖人化」 され、
表現が狭められていく。
まさにこうして
逆差別が生まれるんだなぁと
実感しています。
それにしても、
おかしな話ですよね。
「不安を煽るな」
と言いますが、
現実は現実として
受け止めなければ
ならないでしょう。
その上で、
被爆した恐れがある
福島の子供たちを救うには
どうしたら良いのか?
福島の人達の不安を
少しでも減らすには、
どういう体制を
整えるべきなのか?
どうして、
そう考えられないのでしょうか・・・。
唯々「不安を煽るな」
と言っていて、
果たして現実を
変えられるでしょうか?
震災後、
わずか一年足らずで
「放射能安全神話」
が作り出されようとし、
そしてそれを
「不安」 が故に
無自覚の内に
後押ししてしまう風潮。
おそらく明日の道場では、
そんな風潮の
根底に横たわる、
「戦後の日本人性」 が
明らかにされると思います
「復興」や「原発問題」、
日本の今後を考える上で
最重要な回になることでしょう
参加者の皆さん、
しっかりと心の準備を
しておいて下さいね
そして、
会場には来られない方も、
ぜひニコニコ生放送や
動画でチェックして下さいね
あっそうだっ
明日、会場で
先行販売される
「ゴー宣道場選書」
『原発はヤバイ、核兵器は安全』
ですが、
限定販売100冊の内、
20冊 にはなんと、
師範方全員のサインが
入っています
早い者勝ちです
よしりん先生は、
今日、仕事場に来て
サインをしました
またもや、1冊1冊、
絵が違いますので、
そちらもお楽しみに