昨日、TBSラジオの番組で宗教学者の島田裕巳さんと話しました。
オウム裁判終結を機に、オウム事件を振り返りました。
オウムといえば、陰謀論でアメリカの脅威を唱えていたことを思い出します。
番組の中で、
島田さんはこう言っていました。
資本主義の市場経済には
「神の見えざる手」が働いているということ……
それ自体が
キリスト教の発想なのだ、と。
それを聞いて、私は、
これからTPPなどでアメリカの
グローバリズムに飲みこまれて行く時、
キリスト教の信仰に根ざさない日本人が、
これまでの「近代」を乗り越える
自らの視座を持たない限り……
またもやオウムのようなカルト教団が
忍び寄ってきて、
「見えざる手」を盲信できないまま
弱肉強食の大海に漂う日本国民の不安感情を救い取り、利用し、
暴発する可能性だってあるのではないか……と思いました。
オウムがあの時期のロシアで勢力を拡大したことの意味は
問われてしかるべきだと思います。
今度のゴー宣道場のテーマは、「70年目の日米開戦前夜」です。
雑誌「前夜」のタイトルではありませんが、
それが崩壊の前夜なのか、
再生の前夜なのか、
12月11日(日)午後一時から
皆さんと一緒に
70年目のいま、考えていきたいと思います。