よしりん先生の登場です。
本日のは特に、
心してお読みください!!
「ゴー宣道場」の門弟の中に、
高市早苗議員はTPPに
反対ではないかと言う人がいました。
その根拠は多分
「TPP即時撤回を求める会」
に名を連ねているからでしょう。
「TPP即時撤回を求める会」には、
自民党で100人以上(50%以上)
の議員が名を連ねています。
この中には
「1.TPP自体に反対」
の人と、
「2.今回のAPECでの
参加表明は反対(隠れ推進派?)」
の人に二分類できます。
2.の人は地元向けに
アリバイとして会に
参加しているのであって、
本気ではないのです。
高市議員は
「TPP即時撤回を求める会」の
会員ではありますが、
会に参加したことは0回です。
高市議員のHPには、
TPPについての考えが
全く表明されていません。
おそらく積極推進派
ではないでしょうか?
先日の道場で、わしは政界は
「グローバリズム・構造改革派」
VS
「パトリオティズム・国体護持派」
に再編されるべきだと言いました。
安倍晋三氏や高市早苗氏は
「グローバリズム・構造改革派」であり、
経済成長主義、市場万能主義、
新自由主義、弱肉強食主義の政治家です。
彼らが違うといってもダメです。
セイフティネットを張ると言っても不可能です。
TPP/グローバリズムの行きつく先は、
国柄の破壊、国体の破壊に
なってしまうのです。
『ゴーマニズム宣言』でずっと
小泉構造改革、新自由主義は
批判してきたのですが、
まだわからないなら
今後のわしの作品や活動で
さらに証明していきましょう。
しかしTPPは
さすがに国体破壊の規模が大きい。
環太平洋で同一市場を
つくるのですから、
人、モノ、金融、労働力、
サービス、すべての分野で
日本人は参加国の者たちと
競争しなければなりません。
日本人の常識や、商慣習や、
職人気質や、公共心や、
美意識がすべて
崩壊していくでしょう。
富裕層と貧困層の格差が
極限まで拡大し、
失業者が大量に
発生するでしょうが、
GDPだけは上がるかもしれません。
今、日本は
重大な岐路に立っています。
時代が幕末なら
わしはTPP推進派の
政治家や言論人を
ぶった切っていたでしょう。
隠れ推進派にも詰め寄って、
卑怯者!と一刀両断にしたはずです。
この問題はそれほど殺気を孕む問題です。
真剣になっていただきたい。
「ゴー宣道場」の門弟を見ても、
国民世論を見ても、危機感0のようです。
弱者というのは、
このようにして騙され、洗脳され、
支配されるのだなあと
虚しさを感じます。
しかし、「ゴー宣道場」の
門弟たちもユルい。
「公論」の意味がわかっていない。
良い人、悪い人ではないのです。
高市早苗議員は良い人ですし、
わしも好きな人です。
しかし政治家や言論人の評価は
良い悪い、好き嫌いで
決めてはいけないのです。
国のかたちをどうしたいのか?
それが問題なんだ!
グローバリズムは
必然ではありません。
自由貿易は各国が国柄に合った
「例外項目」を守りながら、
慎重に、徐々に、自由に、
交易がなされるべきで、
現に日本の平均関税は
EUより低いところまで来ているのです。
TPP推進を明確に
主張している者は、
真っ向から議論を挑めばよい。
問題なのは「隠れ推進派」です。
この連中が野党・自民党の中に
忍んでいる限り、
いざ国会での批准のときが来ても、
結果は無残なものに
終わるのではないでしょうか?
民主党内のTPP慎重派が
結局は大勢に従うしか
なかったように。
幕末の志士たちのように、
我々は命がけのテロを
する覚悟などありません。
だがせめて真剣に
殺気を帯びた覚悟くらいは
持てないのでしょうか?
なぜユルいのか?
しょせん国のことなど
どうでもいいからなのでしょうか?