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みなぼん
2011.4.28 04:03皇統問題

「国体破壊」「パトリ破壊」を推進する “ 保守 ”?

よしりん先生の
登場です
絵文字:重要絵文字:星



今朝の産経新聞を開くと、
「新しい歴史教科書をつくる会」 の
『新しい歴史教科書』
『新しい公民教科書』
宣伝広告が載っていました。

自由社が出版元です。

「つくる会」は
藤岡信勝氏が代表執筆者で、
高森明勅氏も参加しておられます。

かつてはわしも
参加していましたし、
執筆したこともあります。

ところが
この広告の左ページに、
『新しい日本の歴史』 の広告が
二倍の大きさで載っています。

こちらは
育鵬社が出版元で、
八木秀次氏が
「つくる会」と喧嘩して
出て行って作った教科書です。

『新しい歴史教科書』 と
『新しい日本の歴史』 、
ものすごく紛らわしい絵文字:重要

藤岡「つくる会」と
八木の「改善の会」は
骨肉相食む仲で、
裁判闘争までやったわけです。

わしは
今の心境からいえば、
「つくる会」を応援したい。

それは当然、
八木秀次や新田均が
人格的に嫌いだからであり、
「つくる会」には
高森氏が所属しているという
シンパシーもあり、
元々、教科書運動は
最終的には藤岡信勝が
主導するしかないだろうなと
思っていたからです。

奇妙ちきりんなのは、
『新しい歴史教科書』にも、
『新しい日本の歴史』にも、
櫻井よしこ が推薦人として
名前を寄せていることです。

他にもこの二団体の
教科書の推薦者は
重複してる人が多い。
『新しい日本の歴史』の側に
岡崎久彦の名前も見えますが、
この人はかつて
『新しい歴史教科書』の内容を
異常なまでに親米寄りに
書き換えた人です。

しかしどちらの団体も、
櫻井よしこへの信頼性を
重宝しているのだから
おかしな話です。

櫻井よしこは
男系絶対派であり、
TPP参加推進派です。

つまり産経新聞と
完全に寄り添った
イデオロギー色を持つ人です。

わしの考えでは、
男系絶対は国体の破壊 であり、
TPP参加は
パトリ(地域・故郷)の大破壊
です。

これは日本の伝統を
「保守」する者としては、
絶対に譲ってはならない
思想のはずです絵文字:重要

なぜこれが
「保守」を自称する者たちに
理解できないのか、
全くわからない絵文字:重要

男系絶対とTPP参加は、
どちらも日本を崩壊に導く
悪魔のイデオロギーです。

このことは、
わしの直観としては、
西部邁氏のグループは
わかっているはずです。

富岡幸一郎氏は
いまいち男系絶対の危険を
認識してないふしがあるのですが、
西部邁ならわかるはずです。
残念ながら佐伯啓思氏は
皇室への敬愛は薄い。

佐伯氏は
社会学的な分析としては
皇室の必要性を
理解できるはずですが、
生来ニヒリズムが強いから
情念としての尊皇というものが
腑に落ちてない
きらいがあると感じます。

なんにしても
この西部グループは
男系絶対ではないはずですが、
男系絶対派との
「付き合い」 を大切にする。

「付き合い」「世間」
を守るために
皇統問題は強く主張しない
という態度になっている。

かくして
伝統を保守する信念を持ち、
日本的「世間」から
疎外されても、
戦い抜こうと構える者が
なかなか見当たらない
という結果に
なっているわけです。

櫻井よしこの、
馬鹿保守・オヤジの
自己慰撫保守との
「俗情との結託」は
最近ますます
激しくなってきて、
もはやまともに
思想できる人では
なくなっている。

そろそろ脳の神経細胞が
固まったのかもしれません。

しかし櫻井よしこは
なぜ政治家に
ならないのでしょうか?

表現者として大した業績を
残せるはずもないし、
政治家の道しかないでしょうに。
 
 
 
 
 
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