2月23日、福島県郡山市の開成山大神宮にて、地元の神主さんたちを対象に福島県神社庁主催の神職研修会。
午前に教養講話「天皇の歴史と現在」、午後は時局講話「日本は国家か」を担当した。
前者では、今の憲法のもとでも天皇は元首であり、君主であることを確認した上で、歴史上の節目にあたる天皇を具体的に取り上げて、帰納的に天皇の本質に迫ったつもりだ。
後者では、国家は一般に主権、領土、国民の3要素からなるとされるが、それら三者は必ず固有の歴史を前提とするものであり、かつ断固としてそれらを守り抜くという意志なくしては国家は国家たり得ない、との観点から時局解説を試みた。
その夜は、さっさと帰ってもよかったのだが、引き留められるままに、美味しい地酒を堪能しつつ、神社庁の幹部の皆さんと気持ちの良い懇談の一時を過ごした(先方は飛んでもない飲んだくれに手を焼かれたかもしれないが)。