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みなぼん
2010.11.24 07:40政治・経済

北朝鮮の砲撃から自衛隊を見る

よしりん先生の登場です絵文字:星



産経新聞は、

自衛隊は「暴力装置」

という言い方を、
左翼用語であり、
侮蔑語だと
決めつけたようである。

産経抄でも

「官房長官が『暴力装置』と
 ののしった自衛隊」

などと書いている。

例え団塊の左翼世代が
レーニンの言葉として
使用していたとしても、
「暴力装置」を言葉狩りする
神経は解せない。

「実力装置」
ならいいらしいが、
わしにはこの方が
さっぱりわからない。

「何の実力?」と尋ねたい。

“ 国家とは、ある一定の領域の内部で
  
正当な物理的暴力行使の独占を
   (実効的に)要求する人間共同体である。

   国家以外のすべての団体や個人に対しては、
   国家の側で許容した範囲でしか、
   物理的暴力行使の権利が認められない。 ”

これが
マックス・ウェーバーの
国家の定義である。

正当な物理的暴力とは、
軍隊と警察に他ならない。

北朝鮮の砲撃を見たら、
軍隊が「暴力装置」だとよくわかる。

『北朝鮮軍は韓国の民間人の家を
 砲撃し「実力」を示した』

などと報じたマスコミはない。

「何の実力?」と尋ねたい。

厳密に言えば、

実は自衛隊は
「暴力装置」としては
未完成である。

憲法を改正して
完璧な「暴力装置」に変えなければ、
国家・国民を護ることはできない。

みなぼん

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