ゴー宣DOJO

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切通理作
2010.9.8 16:09

限界ぎりぎりの内容

        今日は短めに行きます。
 
   新作動画、先ほどUPしていただきました!
   『せつないかもしれない』第7回
   http://www.nicovideo.jp/watch/1283929003 
  「怪獣恋愛論 映画監督・友松直之さん登場」
   ぜひご覧になってくださればと思います。

   友松氏は大槻ケンヂ氏から「稀代の奇書」と呼ばれた伝説の本『純愛戦記 届かなくても愛してる』の著者でもあります。
  ストーカーという言葉が耳新しかった頃、ストーカーの側から心情を綴った『純愛戦記』。
     この本自体が、ストーカー防止法に抵触すると弁護士から勧告を受けていました。
  相槌の天才しじみさんもこれを読んで思わず「こわッ」と叫んだいわくつきの本。
 
   『せつないかもしれない』のキャッチフレーズ「届かなくても愛してる」は、実は友松氏の本からの言葉なのです。
   その友松さんへの「ゲストに来て下さい」というラブコール、通じたのはいいのですが・・・・・・。 

   実は今回、内心ビクビクしておりました。
   これはゴー宣道場でUPできない内容になるんじゃないかと。
   
   そして、たぶんそうなるんじゃないかという内容に、実際なってしまったのです。

   迷彩服を羽織りビンラディンのTシャツを着た男がレイプ・性犯罪肯定論を述べるという。
   これは地上波のTVじゃ絶対放映できません。

   愛に理性はない。愛こそが暴力。ストーカーを裁ける者などいない。レイプも痴漢もしかり。まさに愛をさけぶ怪獣としての友松直之氏の咆哮が全編漲る動画です。

   愛の歪められた形が暴力なのではなく、愛こそ暴力だというのはハッとさせられます。
   正確には、愛イコール暴力というより、それ自体に倫理はないという事かなと。

   レイプ肯定論ともとれる友松監督に対する女性の立場ですが、いつものしじみさんは友松さんの毒気に当てられたのか病に倒れ入院(収録時点)、映画配給会社でバイトをしている女子大生みずほさんが代理パートナーとして参戦。

  「わいせつ罪に被害者はいない」と言う友松氏にみずほさんが敢然と反論!
  これでうまくバランスが取れました。

  「彼女が居なかったらこの動画はUPできなかった」と小林よしのりさん。

  届かなくてもいい。愛していればそこに絶望は永遠に存在しない。・・・・・・聞いてるとだんだんそういうこともあるかもしれないと思ってしまうのは洗脳でしょうか!?

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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