ゴー宣DOJO

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高森明勅
2010.8.14 10:32

「あさなぎ」の麦茶配り

小生、終戦記念日には今年も靖国神社に参拝。

首相や閣僚は、この日でなくても、勅使の差遣を仰ぐ春秋の大祭に合わせて、参拝して欲しい。

死者との約束を破り続けて平然たる国家って、ロクなもんじゃない 。

しかも他国の顔色を伺ってのことだから、尚更だ。

ゴー宣道場で最後のメッセージとして「報恩」という言葉を掲げた原口大臣の心中やいかに。

だだ一般の参拝者は、かつてに比べると本当に増えた。

小林さんの『戦争論』や小泉首相の靖国参拝などの影響が、一過性のものではなかったからだろう。

もちろん、それにアグラをかく訳にはいかないが。

この日には、数年前から靖国神社崇敬奉賛会青年部「あさなぎ」のメンバーがボランティアで冷たい麦茶を参拝者に配っている。

境内の飲み物の自動販売機が早く売り切れになり、参拝者が困っているのに気づいた彼らが神社に提案して始めたものだ。

当日参拝される方は、もし彼らを見かけたら激励して頂けると、ありがたい。

彼らは最後は境内の清掃まで行っている。

それからこの日は、境内のあちこちで奉賛会の受付をしている。

年会費3000円(25歳以下は1000円)で神社を少しでも具体的に支えようという方を募っている。

趣旨に賛同頂ける方はぜひ入会頂きたい。

この受付の手伝いも「あさなぎ」のメンバーが行っている。

彼らは現に「べき論」を踏み越えようとしているのだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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