只今、7月発売の新刊、
『ゴーマニズム宣言PREMIUM 修身論』
の最終ゲラチェックに追われています
新刊の発売情報は、また後日
今日も、よしりん先生からのメッセージを
お伝えします
先日、自民党の重鎮と会ってきました。
菅直人が消費税問題で早くもブレ始めたことを、
情けないとお互いに意気投合でした。
消費税問題が選挙の鬼門になるようじゃ、
この国の民度はどうしようもない。
ただ、民主党は消費税増税だけでなく、
同時に所得税も引き上げて、累進構造を回復し、
格差是正しようとしている節がある。
現在でも所得税の最高税率は、
地方税を含めると50%です。
わしも、
まずそこいらのサラリーマンには
絶対払えない額の税金を納めています。
これ以上、累進課税を強化されると
「私」的には大変困る。
「公」的に言っても、富裕層は海外へ流れるでしょう。
海外の所得税はせいぜい10%台、
アメリカでも35%ですから、
現状でも日本は高すぎるのです。
昔は確か80%から90%くらい取られていて、
ヒットを出しても金が残らないから、
連載が終了したら、
忽ち貯金が底を突いていくという惨状でした。
漫画家は連載が終われば無収入ですからね。
無収入でもスタッフに給料は払い続けなければなりません。
さらに菅直人の危険性は
「国民背番号制」を導入しようとしていることです。
これにもわしは疑問がある。
消費税の話題はともかく、
最近のマスコミの世論調査の頻度は異常です。
総理大臣の目立った発言のひとことの度に
世論調査を発表して、支持率が上がった、下がったと、
国民をミスリードしています。
政治は祭りごとではあるが、
祭りの主催者がマスコミになっている現状は
おかしいのではないか?
政治の主導権を
マスコミから取り返さなければならない。
誰に?
まさに政治家にではないか?
国民が「祭りごとの主役に」と選んだ
政治家のはずではないですか
マスコミが政治家を批判するのは
役割りだから構わない。
しかし、大してものを考えていない国民を
世論誘導するのも恐ろしい。
この自民党重鎮とは、
今後も定期的に会って話し合うことになりました。
いずれ『ゴー宣』で描くことになるでしょう。