ゴー宣DOJO

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みなぼん
2010.6.27 11:14政治・経済

選挙前に考えてみたいこと

7月11日(日)は
『第3回・ゴー宣道場』の日です。
そして、参議院議員選挙の投票日でもあります絵文字:記念日

皆さんの元にも、投票用紙が届いていますか?
私も、東京選挙区の立候補者について調べ、
誰に投票するのか考えています絵文字:きょとん

さて、よしりん先生から、
「選挙前に考えてみたいこと」をお伝えします絵文字:重要



自民党やたちあがれ日本が
民主党の政策を
「我々のパクリだ」と言っています。
しかし与党になれば、
現実的にならざるを得ないので、
民主党も軌道修正しなければならなくなったのでしょう

いくら国債発行しても、
まだ財源が足りないとわかれば、
消費税アップのような政策を
自民党も民主党も出してくることになります。

民主党はマニフェスト違反だという声もありますが、
元々、「公約」でいいものを、
「マニフェスト」という横文字で、
変更不可の公約にしたことが間違いなのです。

このマニフェスト選挙の愚は今も全政党、
全マスコミが是正できないでいます。

しかし、選挙前に消費税アップを持ち出すとは
菅総理は勇気がある。
支持率が下がることは当然なんだから。
そこは評価してやりたい。
国民新党やみんなの党は
消費税アップに反対してるが、
選挙のために甘いことばっかり
言ってるようじゃ、ダメだ。
 
与党になり得る主要政党が徐々に現実的になり、
あまり差がなくなることは良いことです。

そこで自民党や、保守政党の側からは、
差異がない状況にいらだって
「民主党の内実は左翼だ」
という批判を出すことになります。

だがこれは、
将来ビジョンに繋がらない卑小な議論です。
そもそも保守論壇村でしか、
「保守」や「左翼」という
レッテル張りは通用しない。
一般国民はイデオロギー論争に関心がないからです。
 
民主党は確かにまだまだ左翼臭はあるのですが、
例えば外国人参政権の問題で、
枝野幸男幹事長はこう言っています。

「外国人参政権(の付与)はマニフェストに入っていない。
日本の場合は、地方参政権でも国政に絡む部分が非常に多く、
自治体は国益に関する仕事の下請けをしている。
相当慎重に進めなければならない。」


蓮航大臣も外国人参政権には反対のようですし、
他にも民主党内には反対派はいます。
 
しかし一方で千葉景子法相は
「人権救済法案」の提出を狙っており、
政府から独立した機関として、
人権委員会を内閣府に設置しようとしています。

これは恐い。
人権委員会に部落解放同盟や、
特定の運動組織が入った場合、
慰安婦問題やアイヌ問題で、
かつてわしが描いたような議論が
許されるのでしょうか?

人権侵害として、裁判所の令状なしで
家宅捜索される「特別調査」などが
実施されたりする危険性があります。

中間報告でも、この制裁権限についてはまだ不透明で、
「なお検討するものとする」となっているようです。

こんな法案を成立させるのなら、
わしは絶対に民主党を支持できない絵文字:重要

これはわしを相当怒らせる可能性のある要因ですよ。
民主党の議員はくれぐれも肝に銘じていただきたい。
 
確かに民主党には危険な要素も
残っているのですが、
気になるのは菅総理が打ち出した
「第三の道」です。

消費税増税分で雇用を創出できるというのです。
増税分で失業者の有効活用をして、
介護、環境、医療、子育てなどに回し、
需要と雇用を作り出し、
新しい成長へつなげることができる

というプランです。

これは聞いたことがない成長戦略です。
自民党の消費税増税は、
基本的に社会保障に回して、
将来不安を軽減し、消費を活性化させる

というプランでしょう。

民主党はこれとは違う
かつてない社会実験をしようという
将来ビジョンを打ち出してきています。
魔法のようでもあるから、
ちょっと信じられない感じもある。

しかし各政党が公共投資型の財政出動か、
小泉構造改革の残滓を引きずって、
新たな説得力を持つ経済政策を打ち出せない中で、
民主党だけがこのような将来ビジョンを
果敢に打ち出してきたことは
評価せねばなりません。

本当に介護、環境、医療、子育てなどに、
雇用を創出することができるのか?

そこをもっと考えてみなければなりませんがね。


皆さんはどのように考えますか?

7月11日(日)、
『ゴー宣道場』に参加予定の方は、
午前中の内に選挙に行ってきましょう絵文字:出張
間に合わないという人は、
期日前投票をしておきましょう絵文字:重要


みなぼん

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