「母の日」は間違いなく実在する。これは断言できる。
昭和6年、香淳皇后のお誕生日(地久節)の3月6日を「母の日」として祝うことに決めた。
戦後はアメリカに倣って5月の第2日曜日にカーネーションを贈ったりするようになった。
そんなことより、5月のこの日には、愚妻のもとに3人の子供たちから感謝のメッセージやプレゼントが殺到する。
だからその実在は疑う余地がない。
しかるに6月の第3日曜日はどうか。
世のお父さんたちが今年のこの日をどう過ごされたかは知らない。
だが、少なくともこの私には、何の変哲もない普通の日曜日でしかなかったではないか。
デパートや商店街などは「父の日」フェアだの何だのと売り込みに躍起だが、そんなものに騙されてやすやすと「父の日」の実在を信じるような私ではない。
…と疑心暗鬼になっていたら日付が変わる2分前、夜中の12時58分に横浜に住む娘から不在着信が入っていた。
いやいやぬか喜びは禁物だ。
都内に住む長男とスカイプで話した時も「父の日」の話題なんて片鱗も出なかった。
まったく別件の電話の可能性も十分ある。
用心しなくては。
しかし、こっちから電話するのも妙だし。
と躊躇っていると
「昨日は『父の日』」とのタイトル。
中身は「昨日は『父の日』
その飲み代は俺に払わせるつもりに違いない。
改めて問う!「
ーそれにしても気づいてる人もいるでしょうが5月5日の「