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高森明勅
2010.6.10 12:11

シゾフレ人間とメランコ人間

『WiLL』7月号で「鳩山総理を精神分析」という特集を組んでいる(もはや前総理だが)。

その中の精神科医、和田秀樹氏の文章に目が止まった。

彼は「世界中の文明国で精神病が二種類しかない・・・・ことから、正常な人間でも二つの精神病のどちらかの方向に偏っているところがある」と大胆な仮説を提起する。

二つの精神病とは、統合失調症(以前は精神分裂症)と躁うつ病(今では気分障害)。

正常でも、前者のタイプをシゾフレ人間、後者のタイプをメランコ人間と呼んでいる。

シゾフレ型は他人が気になって仕方がないのに対し、メランコ型は自分が気になって仕方がない。

ファッションでも、シゾフレ型はみんなと同じものを身につけたいのに、メランコ型は他人がどう言っても自分の好みにこだわる。

失敗した時、周りのせいにしたがるシゾフレ型と、全て自分のせいにしてしまうメランコ型。

ーーさて私はどちらだろう?と、すぐこの仮説に飛びつく人はシゾフレ型に決定!?

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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