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高森明勅
2010.5.9 12:17

近時拙稿抜粋3

2で引いた文章から、さらに二カ所ほど。

「自衛隊が守るべき対象は、単に国民の生命・財産であるとか、自由と議会制民主主義の政治体制(政体)にとどまらず、究極するところ、それらの一切を支える根本的な国家形態(国体)そのものであるべきだ」

「『村山談話』とは要するに、旧社会党の歴史認識にほかならない。 旧社会党は自衛隊違憲論を唱え、非武装中立を主張した。恐るべき国防否定の反自衛隊政党だった。その根底にあったのが、まさに『村山談話』的歴史認識だ」(前出)

別稿からもう一つ。

「大正元年九月十三日、明治天皇の大葬当日。天皇の柩が皇居の二重橋を出て青山の斎場に向かった午後八時、一斉に弔砲がなる。その丁度同じ時刻に乃木希典・静子夫妻は自刃した。壮烈な殉死である」
(「乃木静子」『SAPIO』5月12月号)

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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