石丸伸二の立ち上げた地域政党「再生の道」の都議選候補募集に、1,128人の応募があったそうです。
記事を読んで驚いたのですが、「再生の道」は「実現をめざす政策は掲げない」とか。んなアホな?と思ってWebサイトを見ると、たしかに「地域政党として、広く国民の政治参加を促すとともに、自治体の自主性・自立性を高め、地域の活性化を進める。」という至極曖昧な事しか書いていません。
政治の世界において、例えば自民党と旧社会党の連立なんてのも酷いデタラメだと思いましたが、さすがに「政策なし」を謳う政党に応募者がつめかけるなんて異常すぎます。
この1128人、真剣に政治をやりたいわけじゃなく、「話題」の新党に乗っかって、あわよくば都議という立場(ステータス、権力)を手に入れたいだけの、根っからの「頭数だけの人間」じゃないですか(もし純粋に「政治をやりたい!」とここに応募した人がいたら、申し訳ないけど議員にしちゃいけないレベルのアホです)。
国政よりは範囲が小さいとは言え、議員の公選は有権者からの「権力の委託」です。戦いの中の妥協ですらなく、はなから「組織」(「組織の論理」ですらない点に注目)に属し威光を利用してステータスを得る事が目的化しているような者たちには、1議席すらとって欲しくありません。
私は都民ではないので投票行動では意思を示せませんが、都民の皆さんの「まっとうな」感覚が反映される結果を切に望みます。