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小林よしのり
2025.2.4 11:08日々の出来事

アメリカではキャンセルカルチャーの反動が出てきた。

わしはネット言論が嫌いで、Twitterとか、Xとかやって
なくて、Xの中での話題は、秘書岸端が教えてくれたり、
総合Pが動画など送ってくれたりしていて、もうそれで
十分だと思っていた。

わしは自分の言論は「思想」だと思っていて、体系的に
論じなければ意味がないし、伝わらないと思っていた。

「キャンセルカルチャー」の弊害は『日本人論』で、
「人権」VS「文化」の対立なら、わしは「文化」を選ぶと、
明確に宣言している。
「女性の人権」だって、伊藤詩織さんは本物だと見抜いて、
徹底擁護し、名誉棄損で訴えられ、5年にわたって裁判闘争は
続いた。
守るべき女性の人権はこれからも加勢して守る。
だが、守るわけにはいかない女性だっている。。

ジャニーズから松本人志から、今度は中居正広・フジテレビ
まで、「人権真理教」が「日本の文化」をキャンセルする
ブームが続いているが、アメリカではついにその反動が
来ていて、トランプ大統領が、弱者・マイノリティーの
人権運動を弾圧する動きに出ている。それに対抗する言論や
動きも、委縮してしまっている。
国民が今までのキャンセルカルチャーの嵐に、うんざり
していて、反動がさらに極端に出始めたのだ。
日本も周回遅れで、「人権真理教」のキャンセルカルチャーを
やっているから、いずれその反動は極端に人権封殺に現れて
しまうだろう。

思想は脊髄反射の言論とは違うから、「切り抜き動画」も
わしは拒否していた。総合Pはわしの意を汲み、禁止
していたが、ゴー氏の意見にわしも総合Pも説得され、
許可を出した。
わしの考えを変えたのはゴーである。
わしも年老いたし、新しい時代について行けてないのかも
しれない。
若い門下生や公論サポーターたちの考えについて行くことも
必要だろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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