＜新コロナ真理教の人々［号外⑨-1］＞【米国コロナ対策総括文書を読む：ウイルス人工起源説】

＜新コロナ真理教の人々［号外⑨-1］＞byカイジロウ

【米国コロナ対策総括文書を読む：ウイルス人工起源説】

　米国総括文書は中々面白いので回を分けて深掘りします。初回はコロナウイルス人工起源説についてです※①。

　旧シリーズ㉟で指摘したとおり、コロナウイルスは一部の科学者の間では、当初から人工起源説が有力でした。武漢研究所の近くで感染が始まったこと、当初はコウモリと言われた近縁種から変異の証拠が見つからないこと、恣意的とも思える程に感染しやすいフーリン切断部位の希少性などを鑑みると、それは疑わしいなどの言葉では済まないものでした※②。特に分子配列から確率的に起源を辿ることを生業とする専門家からすれば、これが自然由来とは到底思えなかったのです。しかし科学に忠実な研究者の主張は却下され、結局は自然由来という結論ありきの方向へ促されることになります※③。

　報告書は米国の非営利団体エコヘルス社の武漢での機能獲得研究に言及し、危険な実験が報告されなかったことを指摘しています※④⑤⑥。米国の資金援助を受けた団体が中国の研究所で研究していたという、中国だけの責任を追及できない事情、機能獲得研究という危険な研究を隠蔽したい構図など、正義や科学が通用しない背景が世界的パンデミックの原因特定を遅らせたのです。

　そしてこれはエコヘルス社だけの問題でなく、その監督官庁や公衆衛生トップのアンソニー・ファウチまで同様でした。報告書では機能獲得研究を守ろうとする官僚や研究者の数々の隠蔽工作が記されています（それは例えばメールで綴りのsを§と書き換えて検索に引っかからないようにしていたなどの生々しいものです※⑦）

　ファウチ氏はバイデン政権の元で公衆衛生の中心的役割を果たしましたが、ではこれらのことは彼が悪魔のような極悪人であることを意味するでしょうか？※⑧

　それは違います。再び自粛先生のツイートをご覧ください※⑨。ファウチはコロナワクチンを自分に射ち、他人に射ち、スラムを回って接種を勧める人物です。そもそも極悪非道なら組織のトップに立つはずがなく、単に人工ウイルスも人類に役立つと信じる医学洗脳者であるだけです。それは日本でもマスクやワクチンを信じる尾身茂以下の顔を思い浮かべれば納得いただけるのではないでしょうか。つまり私たちは医学洗脳者という巨悪に対し、科学的事実だけを元に闘わねばならないのです。

※①）COVID-19パンデミック後の対応レビュー：学んだ教訓と今後の道筋　最終報告書（米国下院）

https://oversight.house.gov/wp-content/uploads/2024/12/2024.12.04-SSCP-FINAL-REPORT-ANS.pdf

※②）総括文書より（P.38。Google翻訳。翻訳中の数値は原文が引用している注釈です。以下同）