『SPA!』1/28号の倉山記事。 トランプ大統領の就任にあわせて、 米国人のろくでもない精神性とその歴史、 ついで国際情勢の聞きかじりを披露。 そして例によって意味不明の結末。 全く期待を裏切らない。 さて、米国人のろくでもなさについては こんな具合。 アメリカは、多くの州(STATE)が集まって 成立した連邦国家(STATE)なので、 連邦法と国際法の区別が、本能的につきにくい。 え? 連邦法と国際法の区別がつかない? 連邦国家だから? 説明になってないんですけど? (だから)指導者になっても、 自国の主権の範囲と自分の勢力圏(形式的には外国)の 区別がつかないことも間々ある。 えええ??? それが本当なら精密検査を受けろ、という話だ。 こういう野蛮な精神性の理由を単純化して 国の成り立ちだけに求めると、物事の本質を見誤る。 が、そこは倉山。一切の躊躇なく、これを根拠に モンロー主義やらパナマへの軍事侵攻の話を続ける。 しかしこうした聞きかじりは、この際どうでもいい。 正確かどうかはともかく、AIに聞けば10秒で出てくる。 それより最初と最後で「何か言ってる感」を出す、 今回の記事もそのパターン。 これはもはや倉山構文のひとつと言っていい。 最初はこちら。 いよいよ、トランプが帰ってくる。 果たして、備えてきたか。 2行目、主語がないので一応言っておくと 「果たして(日本は)備えてきたか」 という意味だ。 普通はそこで「備えるって何を?」と疑問を抱く。 が、そこはまだ明らかにしない。 パナマやグリーンランドやデンマーク、 カナダ、メキシコと延々と話が続く。 誌面がもうわずか。 いよいよ明らかになるかと思いきや、 最後はこちら。 こうしてみると、日本は有利な立ち位置だとわかろう。 少なくとも、ここであげた国々よりは。 備えていれば、有利を活かせる。 だから何を??? え、終わりデスカ? どれだけ文字を連ねようと、スカスカはスカスカ。 これが原稿として通るとはどういうことか。 自己満足だけが目的の文章なんか、 普通は恥ずかしくて人に読ませられない。 いい加減、成長しろよ。大人なんだから。
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