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小林よしのり
2025.1.20 10:55日々の出来事

「べらぼう」の集客のための努力に共感する。

昨日のNHK大河の「べらぼう」を見たが、吉原に
客を集めるために、主人公があらゆる知恵を使って、
行動しているのに、すっかり共感してしまった。

「客を集める」ということが、どれほど大変なのか、
そのための工夫も知恵も、報われるかどうか全然わから
なくて、バクチのようなところもあるし、カネも先行投資
で損も出るし、エンタメを馬鹿にしている奴も多い中で、
こつこつと努力していく地道さも必要だ。

この脚本家は何もかも分かっているんだなあと感心する。
個人で「集客力」がある者がいれば、もっと楽なんだろうが、
例えば『愛子天皇論3』がバカ売れしたら、忽ち夏のイベント
には人が押し寄せるだろう。
例えば、インド版アニメ『おぼっちゃまくん』がインドで
大ヒットしたら、その余波で客が増えるかもしれない。
例えば、「よしりんバンド」の人気がもっと沸騰したら、
夏までには客が押し寄せるかもしれない。

布石はあらゆる方面に撒いている。
集客のための努力は、そのまんま愛子さまの立太子を
実現するための布石でもある。
世の中そんなにうまくいきはしないと、どうせ馬鹿に
してるだろうが、わしの執念も野心も、衰えることはない。
今に見てるがいい。目にもの見せてくれるわ!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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