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2024.12.19 07:00ゴー宣道場

<新コロナ真理教の人々㊹> 【不要な手術】

<新コロナ真理教の人々㊹>byカイジロウ
【不要な手術】

 

 前回「手術成功、患者死亡」で紹介した記事を再度引用しますが、「麻酔から覚めない」という最初の小見出しは衝撃です。そもそも「全身麻酔のメカニズムは未だ解明されていない」そうで、私たちは機序すらよく分かっていない全身麻酔で手術を受けているのです※①②

 この記事の女性は「本人の意思に反して」手術をし「ちょっと行ってくるという感じで入院」して亡くなったのですから無念でしょう。また今年の8月には高校生が親知らずを抜く時の麻酔事故で死亡しています※③

 いずれもそもそも不要な手術であった可能性のあることが悔やまれます。勿論本当に必要な手術はあると思いますが、する必要のない手術で死亡や重い後遺症を背負う可能性があることはもっと知られるべきです。

 死が運命ならば、死ぬための準備期間があるという意味で「癌で死ぬのは悪くない」という考えがあります※④。流通ジャーナリストの金子哲雄氏は死後の完璧な準備をして41歳で亡くなりました※⑤。実は私の同僚も若くして癌で亡くなりましたが、生前奥様に対して様々な暗証番号や会社の手続きなどを事細かく伝えていたことを死後に聞きました。確かに残念でなりませんが、それは彼の運命で、ただ立派な男だったと思うばかりです。

 しかしそんな最後の準備すら出来ない不慮の死を考えますと、まさにワクチンもそうですが「不要な医療は絶対に受けない」というのは本当に大事なことなのです。

 週刊現代の記事では手術前の説明で「医者は治るとは言わない」と書かれています。つまり医者は巧妙に言質を取られないようにしながら、死にたくない末期の患者につけ込むのです。私たちは人生の最後という大事な時間の選択を、何も考えないままに、己の収支勘定しか考えない医者に委ねるのです。

 2年前、102歳の心臓病患者に対して最先端の手術が行われたことが話題になりましたが、費用は500万円で自己負担はわずか2万4,000円※⑥⑦。もちろん残りの負担は現役世代です。私自身はこの事実に強い疑問を抱きますけれど、皆さんはいかがでしょうか。私にはこれは「いくつになっても命は尊い」という偽善を隠れ蓑にした、医学者の金銭欲と名誉欲と知的好奇心の発露としか思えないのです※⑧

 

※①)「手術は成功、でも死んじゃった・・・」とならないために知っておくべき「意外なこと」(週刊現代)
https://gendai.media/articles/-/50861

※②)全身麻酔について(国立長寿医療研究センター)https://www.ncgg.go.jp/hospital/navi/18.html

※③)全身麻酔の抜歯治療で死亡か(NHK)https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231216/k10014289881000.html

※④)医者の本音「がんで死ぬのは意外と悪くない」(日経ビジネス)https://business.nikkei.com/atcl/report/16/091200163/021900023/

※⑤)41歳で亡くなった金子哲雄さん 妻・稚子さんが涙した「死後の手続き」を通じて知った夫の“気遣いの深さ”(マネーポストweb)
https://www.moneypost.jp/1079799

※⑥)102歳の心臓手術成功(徳島大/徳島新聞)
https://www.tokushima-hosp.jp/system/data/topics/publicRelations/webmaster_16504480703477.pdf

※⑦)サトウヒロシさんのTwitter
https://x.com/satobtc/status/1761255060464615796

https://x.com/satobtc/status/1761302170585145829

※⑧)104歳女性心臓手術成功(名古屋徳州会総合病院:このように高齢手術競争は続いています)
https://www.nagoya.tokushukai.or.jp/site/pdf/castanets/kasutanet202403.pdf

 

コロナ真理教の人々
庶民が医学に疑問を持たねばならない
医学は科学ではない
医学の常識は歴史と共に変わる
医学は宗教に近い
人は信じたいことを信じる
医学と闘うために
誤解:コロナは恐怖の殺人ウイルスである
誤解:超過死亡は出ていない
誤解:死亡が増加しているのはコロナのせい
誤解:ワクチンがコロナを抑え込んだ
誤解:未知のウイルスだから最初は分からなくて当然
誤解:今更コロナを振り返っても意味ない
⑬誤解:コロナワクチンで薬害は起きていない
⑭誤解:そんなに酷い薬害ならマスコミが騒ぐはず
⑮誤解:ワクチン効果は、打つまで分からなかった
⑯誤解:ワクチン有効率95%はスゲエ
⑰誤解:コロナワクチンは感染を防いだ
⑱誤解:コロナワクチンは死亡を防いだ
⑲誤解:それでもワクチンは感染死亡を防いだ
⑳誤解:ワクチンは集団免疫達成に必要だった
㉑誤解:mRNAワクチンは救世主の技術だ
㉒誤解:mRNAワクチンは安全だ
㉓誤解:でもインフルワクチンは効いているでしょ?
㉔誤解:でもワクチンで天然痘が絶滅したでしょ?
㉕誤解:健康であればあるほどよい
㉖誤解:製薬会社は人々の健康のために創薬している
㉗誤解:行動制限に意味はあった
㉘誤解:病院に行くほど健康になる
㉙誤解:マスクに感染防止効果はある
㉚誤解:マスクに効果がなくても念の為にした方が良い
㉛誤解:でもマスクに害はないでしょ
㉜誤解:でも健康診断は身体のためだよね?
㉝誤解:日本の研究者は誠実で優秀
㉞誤解:薬害は推定無罪であるべき
㉟誤解:人工ウイルス説なんて陰謀論
㊱誤解:人工ウイルスの目的はビルゲイツの人口削減
㊲誤解:反ワクって非科学の一枚岩で気色悪いよね
㊳誤解:接種したが副作用がなかったから大丈夫だ
㊴誤解:シェディングは陰謀論
㊵誤解:DNA混入問題はデマ
㊶誤解:mRNAワクチンにDNAが入る筈がない
㊷誤解:レプリコンは明治製菓の新しいお菓子?
㊸誤解:私の主治医は魅力的だから医者は信用できる
㊹誤解:医学者というプロが間違う筈がない
㊺パンデミックが終わるとき
㊻最終回:日本でコロナ騒動が長引いた理由

新コロナ真理教の人々
➀超過死亡
②過少死亡と病院経営
③コロナワクチンは終わるのか
④医学は本当に宗教なのかⅠ
⑤医学は本当に宗教なのかⅡ
⑥医学は本当に宗教なのかⅢ
⑦厚労省の心筋炎詐欺グラフ
[号外]紅麹問題
⑧XBB詐欺と抗原原罪
[号外②]パンデミック条約反対デモ
⑨コロナ論の論客たち
[号外③]コロナワクチン被害国家賠償請求訴訟
⑩コロナ騒動と人間関係
⑪mRNAワクチン中止を求める国民連合Ⅰ
⑫mRNAワクチン中止を求める国民連合Ⅱ
⑬ワクチンとサヨク思想Ⅰ(日米の政局について)
⑭ワクチンとサヨク思想Ⅱ(自然主義について)
⑮ワクチンとサヨク思想Ⅲ(陰謀論者について)
⑯プラセボとRCT
⑰真の危険性は誰も知らなかった
⑱コロナ言論の全体主義
⑲コロナ騒動とカルト
⑳マスク問題再考
[号外④]コロナ騒動と東京都知事選
㉑コロナ騒動とハンセン病
㉒落とし所の模索
㉓そもそも死因は明らかになるのか
[号外⑤]愛子様祭りから考えたこと
㉔コロナ騒動と原爆の日
㉕射つほど感染する
[号外⑥]南海トラフとコロナ騒動
㉖mRNAワクチンなるものはワクチンなのか
㉗謝れない人たち
㉘関係者は罰せられるのか
㉙コロナ騒動と男性優位社会
㉚『世にも危険な医療の世界史』を読む
㉛レプリコンワクチン
㉜人体に不可逆はある
㉝自分の目で見て自分の心で感じる人は少ない
㉞コロナ詐欺に気づいた日
㉟原典に当たる
㊱伝播はするのか
㊲超過死亡Ⅱ
㊳超過死亡の死因
㊴コロナ騒動とカルトⅡ
㊵生存者バイアス
㊶リードタイム・バイアス
㊷コロナ騒動と善意
㊸手術成功、患者死亡

 


 

 

『コロナ論』が炙り出したもののひとつに、現代日本人の死生観の欠如がありました。
「コロナで老人が死ぬのは寿命だ」と言ったよしりん先生に、
「老人は死ねというのか!」と噛みついてきた人がいたのにはさすがに唖然としたものです。
その人は、人間は不老不死であるべきだとでも思っていたのでしょうか?
少なくともその人は、いい年して、自分も死ぬということをまだ全然考えてもいなかったということは明らかだし、おそらく未だに自分がどれだけおかしなことを言ったのか、気付いてもいないでしょう。

そして、そんな死生観の欠如につけ込んだデタラメな出来事は今後も起こり続けて行くであろうことは、残念ながら間違いのないところです。

 

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