ゴー宣DOJO

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大須賀淳
2024.11.24 22:02その他ニュース

津村議員との対話について

一昨日の記事「津村議員、対話しましょう!」の掲載後、津村議員とのやりとりがあり、私が議員会館に訪問して議論を動画収録する、という話になりました。

 

しかし、その後熟考した結果、大変勝手ながら、それを辞退させて頂きたいという結論に達しました。

 

津村議員ご本人と、前の記事に期待を寄せてくれた方々への説明として、思うに至った詳細を書きます。

 

まず今回の直接の契機となったのは、11/20の記事「津村啓介議員と男系男子固執の相似点」において、津村議員の下記ポストを軸に行った批判でした。

 

かなり辛辣な書き方をしながらも、対話を申し出られた津村議員の姿勢に敬意をいだき(それは今も変わっていません)、何かしらの実りがあればと具体的にお話を進めました。

 

動画収録を行う場合、かなり限られた時間内となるため、事前に論点を整理して共有しようと思案したのですが「たとえ議論を行ったとしても全く〝出口〟が無い」という事に気付きました。

 

冒頭で引用したものと同時期の津村議員のポストに、次のようなものがあります。

 

私はこの「性急な者」という事になりますが、まず何よりこの部分が、皇統問題における私の根本的な危機感と(下手すると、ゴリゴリの男系男子固執論者よりも)食い違っています。

 

私が、ゴー宣DOJO(当時は道場)のリアル会場に初めて(観客として)参加したのは、2022年2月の、馬淵澄夫議員をゲストに開催された「第103回 愛子天皇の理由」でした。

 

今、これだけガッツリと色々な事をしておいて何ですが(笑)私は元々「一人のゴー宣読者として、自分の現場で出来る事をして行こう」という考えでした。

 

しかし、2021年の有識者会議の結果などを見て「このままでは皇室が無くなってしまう!」という絶望にも近い危機感を抱き、自分に出来る限りの行動を模索し始めた最初の一歩が上記の道場への参加でした。

 

繰り返しますが、私の皇統問題への根本にあるのは「絶望にも近い危機感」であり、それでも時折見える一筋の光明を、ほんの少しでも広げる事に尽力したいという思いです。

 

この思いの落差は「対話によって落とし所を探す」事とは真逆にあり、たとえ議論の動画を収録しても、まったく噛み合わない空虚なものになるでしょう。

 

単に徒労で終わるだけならまだしも、そうした空転を生むのは時間の浪費という意味だけではなく、未来に渡る安定した皇位継承の実現〜愛子さまの立太子(そして天皇への即位、愛子さまにお子さまがいらっしゃれば、性別を問わず長子が皇太子となる〝まっとうな〟継承の実現)という道筋を撹乱させてしまうのでは、と思うに至りました。

 

これはともすれば、津村議員も「外道の外」と呼ぶ旧宮家子孫を養子といった論に(違憲であるのに)「そちらの方が現実的」という誤った印象を生んでしまう懸念もあります(それが「不可能」な事が明確になる頃には、さらに時間が浪費され、皇室の危機はよりいっそう深まってしまいます)。

 

以上が、私の思いです。

 

具体的なアポイントを調整しながら、それを一方的な形でキャンセルする事については、完全なる私の不徳です。本当に申し訳ございません。

 

同時に、私の(そして、おそらく皇統クラブの活動に積極参加する全ての人が抱いていると私が感じる)思いは「愛子さまが天皇になられたら良いよね」というふわっとした願望ではなく、一刻の猶予の有無さえわからないほど切迫した、将来の皇室消滅への危機感です。

 

引き続き、この思いを軸に、全力を尽くして参ります。

大須賀淳

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