高森先生の記事「衆院選挙、何人かの気になる候補者についてのメモ」で列挙されていた候補者のうち、岡山2区の津村啓介候補について私見を書きます。
津村候補は、以前からSNSでの発言などを見て私も期待を寄せていましたが、NHKアンケートではなんと「女系反対」と回答しており、大変驚愕しました。
候補本人のアカウントでは、次のように釈明しています。
そもそもが「男系派」ですし、「女系天皇は議論自体が時機尚早」という発言には全く同意できません。百歩譲って「賛成」した上で自論のニュアンスを補足するならまだ理解できますが、「反対」を「潔し」と言うのは「悠仁さままではゆるがせに…」と述べる候補と本質は変わりません。
これがおそらく、高森先生と対立されたという「匍匐前進論」なのでしょうが、「既に遅すぎるかもしれない」ギリギリの現状の中で、自説のニュアンスにこだわるあまり「女系天皇反対」「女系天皇議論は時機尚早」と公言する候補には、大きな警戒心を抱いてしまいます。
何せ、つい最近「政界の中で皇位継承問題に最も深く関心を寄せ、勉強もされているお1人」だと思っていた石破茂に、完全に裏切られたばかりではないですか。
その状況を経た上での津村候補の発言は「この人も石破茂と同じなのでは…」という不安が拭えません。
>とにかく今回は、立憲民主党が少しでも多くの議席を確保して、今後の皇位継承問題を巡る政府·与党との綱引きで、可能な限り不利でない立場で交渉できることが望ましい。
私も立民応援のスタンスですが、その党内ですらノイジーマイノリティーの男系固執議員が状況を乱している中で、「手放し」で権力を委譲するという事はとてもできません。
「尊皇スタンス」を示している議員にこそ、表面上ではなく「いま目の前にある皇統危機を解決する気が本当にあるのか」を問う必要があると考えています。
津村候補には愛子天皇論2とSPA!をお送りしようと思いますので、ぜひ「応援できる」ように腹を決めて頂きたいです。