インド版アニメ『おぼっちゃまくん』のムービーが6本も
届いていた!しぎゃぴ~~~~~~~~~。
感想を書き留める。
◆『大掃除』のお話・アニマティクス
御坊家の大邸宅を大掃除するという話で、貧ぼっちゃまの
兄弟やお助け軍団が活躍する。見ていてとても楽しい回だ。
大掃除責任監督の茶魔が張り切っている様子がいちいち
愛らしい。
冒頭、メガホン片手にオープンカーに乗って茶魔が監督
しに来るところから、可愛くてワクワクさせられる。
まだかなりラフな絵だが、茶魔の表情や声は相変わらず可愛い。
◆『ケンニョー』のお話・アニマティクス
検尿のため、必死でおしっこをする場面から、その尿を
大げさに丁重に学校に運ぶまで、次から次に起こる障害を
乗り越えていく様子が、ひたすら楽しい回だ。
最初の茶魔のドアップの表情から可笑しくて笑ってしまう。
これもまだかなりラフなので、茶魔たちの表情がどうなる
のかアニメーションを早く見たい。
声優がうまくて、声を聞いてるだけでも茶魔の可愛さが
伝わってくる。
◆『茶魔テレビ』のお話・アニマティクス
茶魔が学校にテレビを寄付するのだが、放送する番組が
すべて茶魔制作の「茶魔テレビ」という話で、その番組が
どれもめちゃくちゃで面白い話だ。
これもまだラフのアニマティクスだが、茶魔の表情は
かなりわかりやすく描きこまれている。
最初の「みんな感じ」の顔からインパクト大で引きが凄い。
司会の眼鏡をかけた茶魔や、沙麻代ちゃんの真似をし
ているときの茶魔の顔も面白可愛い。
袋小路が沙麻代ちゃんにキスを迫るときの唇の描き方も
可笑しい。
不良姿になった柿野くんがどんな絵になるのか楽しみだ。
艶子先生の自宅に潜入番組は、もともとシナリオにあった
ブラジャーのギャグがさすがに使われなかったか。
茶魔と貧ぼっちゃまがダンスするシーンは、二人の顔も
面白いし、音楽が少しインドっぽさがあって愉快だった。
◆「便ツ」のお話・アニマティクス
これは原作ありの作品。
シナリオだけではなかなか可笑しさが伝わりにくかった
だろうが、原作を参考にしてくれれば絵的にも楽しく
笑える回になるだろう。
袋小路が茶魔にどちらが「贅沢」で「金持ち」か勝負を
仕掛けるが、本物の金持ちである茶魔は、お金の掛け方が
根本的に常識を超えている。
忍者が出ててきたり、予想を超えた茶魔の贅沢、最後の
便ツなどなど子供が楽しめそうだ。
◆「秘密を話すぶぁい」のお話・アニメーション
これも原作ありの作品。
やっぱり着色されたアニメーションは鮮やかで楽しいなあ。
キャラの表情も生き生きしているし、「なんて骨体」の
ビリビリと感電している表現なんかも凄い。
アニマティクスの時に気になった、沙麻代ちゃんの秘密の
ところも、ちゃんと劇的な表現になっているし、茶魔が
ずっと泣いているのが可笑しい。
「貧保耐三の秘密」「御坊茶魔くんの告白」とか、
日本語でタイトルを出すのはビックリ。
貧ぼっちゃまが秘密を話した後に、皆が驚いた様子を
畳みかけていくのもとても良い。
牛丼屋の看板の文字が反転してしまっていた箇所も直って
いる。
茶魔が秘密をバラすものの、皆が「知ってる…」と沈黙
するシーンの表現なんかもとても上手い。
白髪になった茶魔や、亀に乗って爺やが登場するシーンも
面白くて笑えた。
◆「小さな秋見つけた」のお話・アニメーション
これも原作ありの作品。
インドに秋という季節があるのかどうか知らないが、
日本の秋の紅葉の表現が綺麗で驚いた。
「スポーツの秋」とか「心・技・体」とか日本語で
書いてあるのが驚き。
マッチョでオネエ口調のトレーナーも可笑しく描けて
いるし声もすごく良い。
虫の音に合わせて思わずダンスしてしまう茶魔も可愛い。
髪が1本抜けた爺やの頭に抱きついて泣く茶魔も可笑し
くて笑えた。
途中から、何にでも大袈裟に「秋の悲しさ」を感じて泣く
茶魔も愛らしくて、背中に「秋の分かる男」と日本語で
書いてある旗をしょっているのが驚き!
最後にお父ちゃまも一緒に号泣しているところも最高に笑える。
表情の描き方も、背景の効果の描き方も、声優も上手い!
ただ一点。食事のシーンで、魚のお頭が立ててあるのが、
日本食ではあり得ない。寝かせてほしい。