学校で教わったことを信じたらバカになる!
小林よしのりライジングVol.514
配信です!
今週号のタイトルは
「〈男系が伝統〉は刷り込みの強化」
「男系固執」の原因には、
「インパクト」と「強化」がある。
「男系が伝統」という言葉が、聞いた本人にとって、
それほど「インパクト」があり、
それを長年繰り返し「強化」し続けて今がある。
そして、それはもはや原理主義と化している。
「民主主義」も同じで、素晴らしき制度なりと、
教科書で習った「インパクト」を、マスコミが「強化」
し続けて、疑うことができなくなっている。
なぜこんなことが起こるのか?
その、わかりやすいといえば
あまりにもわかりやすすぎる原因を、
端的に明確に暴く!
それは、鳥のヒナと大差ない頭脳しか持たない
人間に起こる「刷り込み」現象だ!
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「フランス革命、幻想と現実」
学校では民主主義は無条件で素晴らしく、
その源流であるフランス革命も素晴らしいと習う。
学歴秀才であればフランス革命を讃美する思考はもう
治せない。
そのフランス革命の象徴といえるのが、
ドラクロワの絵画「民衆を導く自由の女神」。
中には胸を露わにした自由の女神の絵に
わー自由だー、おっぱい出してるーと
インパクトを受けて、そこで自由平等友愛とかいう
嘘ばっかり刷り込まれた男子中学生もいるようだが、
学校では教わらない、フランス革命の実態は
どのようなものだったのか?
先日の「オドレら正気か?LIVE」で
その一端を話した驚愕のテーマ、
満を持して徹底解説!
これでもフランス革命を賛美できるか!?
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…鳥のヒナは、孵化直後に初めて見た動く存在を「親」と思い込んで追いかけるようになり、後でそれを修正することは不可能だという。これを「刷り込み(インプリンティング)」という。
そして人間にも、鳥のヒナと大差ない頭脳しか持たない者がいる。人間はあるタイミングで、ある観念に触れて強烈な「インパクト」を受けると、それが絶対に正しいと刷り込まれてしまうことがある。そして最初の「インパクト」が強ければ強いほど、刷り込みはその後も「強化」されていって、なかなか修正が効かなくなってしまうのだ。
皇統の「男系男子」に固執する者たちにも、まさにそのような「インパクト」と「強化」による刷り込みがあるのだ。男系固執派が「男系が伝統」という言葉に強烈なインパクトを感じている理由とは何か?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…日本の教科書で勉強すると、フランス革命は「悪い王様を倒して、自由と権利をつかんだ。なんかすごいやん」という印象にしかならない。加えて、フランスのお洒落なイメージに惑わされたり、フランス料理のスプーンとフォークの多さに動揺させられたりして、「フランスすごい。フランス革命かっこいい」という感覚に昇華。そのまま高学歴の道を歩み、気づけば「おフランスざんす病」を発症してしまう人もいる。
しかし本当のフランス革命はそんなものではなく、恐怖とパニックに煽られた虐殺に次ぐ虐殺、狂乱そのものだった!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…選択的夫婦別姓となると、今後の苗字は何を意味するために存在するようになる?
最近の男系派の言い分は「戸籍」?
小泉進次郎の解雇規制の見直し案をどう思う?
最旬女優・河合優実をどう見ている?
ますます活躍する大谷翔平選手をどう思う?
『SHOGUN 将軍』がエミー賞を総なめにしたことをどう感じた?
中国の広東省で、日本人学校の男子児童が、登校中に中国人の男に刺されて死亡した事件についてどう思う?
兵庫県の斎藤元彦知事を擁護する人が急増している?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【目次】
1. ゴーマニズム宣言・第543回
「〈男系が伝統〉は刷り込みの強化」
2. しゃべらせてクリ!・第469回
「貧ぼっちゃまのお家がどんぶらこ!天災は忘れる間もなくやって来る! の巻【前編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第337回
「フランス革命、幻想と現実」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記