ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2024.9.15 13:15日々の出来事

心がととのう。

昨日の「オドレら正気か」、一観客として参加しました。
観る側だと、なんというか純粋に楽しめます。
前半、総裁選の分析では爆笑しつつ、
後半ではもっと大きな枠組みで
戦後民主主義について考えることができました。

さまざまな組織に関わっていると、
「この人、戦後民主主義の申し子だな〜」と
思うときがあります。
義務を果たさず権利ばかり主張するというか。
組織全体のために自分は何ができるか、という視点を持たず、
理想論を振りかざして「真に働いている人」を批判する。
「じゃあ、お前がやれ!」と思うのだけど、
自分を超えた何かのために、という感覚がないから、
話をしたっていつまで経ってもすれ違い、平行線。
こういうメンタリティを持つ人は、
少なくとも私が会ってきた元軍人のおじいちゃんたちにはいなかった。
えらそうに皇室に対してモノ申す輩も、
小姑みたいにバッシングする輩も、結局それだ。
戦後80年、ほとんどの人が戦後民主主義の中で生きている。
まずもって自分自身の点検が必要だと思った次第。

終わってから、隣の席の女性としばらく話をしました。
都内開催のとき、お顔を拝見する常連さんです。
彼女は『台湾論』で目からウロコが落ち、
『戦争論』で人生が変わったとのこと。
「こういう場所、ほかにないですよ!!!」と
力説されていました。

「つい日常のあれこれに流されがちだけど、
DOJOやオドレらに参加することで
我に返るというか、心がととのうんです」

あああ〜〜〜〜そうだよな、と思いました。
心がととのう。
いい言葉です。
いろいろな壁にぶつかりながらも、戻るべき原点。
あちこちブレまくるけど「あ、やり直し」と言って
リセットできる場所。
日常に流され身体がすくわれそうなときに、
今一度、足元を見つめる時間。
そんな意味の「ととのう」だと私は理解しました。
話を伺いながら、私自身めちゃくちゃ嬉しくなりました。

で、ひとしきりおしゃべりしたあと、
ご挨拶しようと控え室に行ったところ、
すでに撤収完了、もぬけの殻。はやッ。


さて、場外乱闘は会場近くの居酒屋さん。
飲み放題の種類がいろいろ、唐揚げがふわふわ。

(ちょっとトリミングを間違えました)


しかしアレです。
乱闘がすさまじすぎて、
工事現場で声を張り上げているような2時間半。
最後のゴーさんの締めの言葉で腹がよじれるほど笑いました。

小林先生、もくれんさん、大須賀さん、ゴーさん、
昨日は楽しませてくださり、本当にありがとうございました。
そして設営隊の皆様、お疲れさまでした。
最後に輪になっての挨拶、はじめて知りました。
なんかかっちょいいですね(体育会系っぽくて♡)
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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