森暢平先生がXでシェアされていた
こちらの元記事を読んでみました。
記事の概要は、自民党の総裁選出馬を表明している小林鷹之議員が、過去の言動などから「保守ではない」と批判が出ている事に対して、インタビューで反論するというもの。
その中で「自分は保守である!」と強調するために放ったのが、森先生も引用していた次の部分。
小林氏は党の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」のメンバーだとしたうえで、「静謐な環境で議論する末席で意見を申し上げた。2684年にわたる126代の皇統の重みは当然、一国民として非常に尊いものと受け止める。『男系男子の伝統』を変えることがあってはならない」と強調した。
「保守ではない」というレッテルを貼られる事は、自分の〝党内の立場を保守する〟上で到底容認できず、それを反射的に否定するための便利な調味料が「皇位継承における男系男子固執」なのでしょうね。
おそらく、理性の上では「男系男子固執には無理がある」と感じている総裁候補でも、「お前は保守じゃない」と言われると立場が崩壊してしまうのでは?と怯えるから、若干マイルドな印象のある「ゆるがせにしてはならない」スパイスを使うのでしょう。
だけどそれは、有権者を「どうせみんな味なんてわかんねえから、化学調味料とマヨネーズぶっかけておけば美味い美味い言って食うべ!」といった感じで馬鹿にする行為です(自民党の総裁選は法律上の公職選挙ではないけど、意味としては国民を愚弄しているのと同じ)。
自民党所属の時点で、言葉として「私は保守ではない!」なんて言う者がいるはずないんだから、総裁選の候補者同士で「保守とは何か?」といったテーマを徹底討論する動画などをどんどん流せば良いのに(でも、絶対にやらないでしょう)。
ジョン・レノンの「インスタント・カーマ」(Instant Karma!)という曲があります。実際の曲や歌詞はお使いのサブスクなどでご覧頂ければと思いますが、因果応報を軸に、生き方への内省を促すような内容(と私は解釈する)が歌われています。
追記
公式の動画があったので掲載。目隠しして編み物しているヨーコさんが意味深すぎる!
男系男子固執は、もはや「インスタント・保守」のセルフラベリング・ツールとなっています。
ジョン・レノンの曲にもう一つ解釈を加えるとすれば、ダイレクトには触れていなくとも、おそらく何かしらのドラッグ体験と絡んだ表現なのでは、と私は感じています。
内省もなく「インスタント・保守」というドラッグを濫用し続ける輩には、どんな「因果応報」が訪れるのでしょう?