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小林よしのり
2024.8.16 16:02日々の出来事

インド版アニメ『おぼっちゃまくん』5本の感想、一気に公開

インド版アニメ『おぼっちゃまくん』のアニマティクス
とアニメーションが立て続けに送られてきた。
感想を書いておく。

『開校100周年スピーチ』のお話
相変わらず茶魔と柿野と袋小路と貧ぼっちゃまの
キャラの特徴が、声と絵で、よく表現されている。
茶魔がずる賢く「へけけけ・・」と笑う声がたまらん。
ずる賢く笑う声って、万国共通なのかな?
いざスピーチをするとなった時に、身代割成高の方が
口下手だったりするのが面白く描かれている。

『メカ茶魔 パートA』のお話
この回はラフ絵なのに、やけに絵が上手い。
わしの絵にかなり近くて、気に入った。
わしの原作があるから、手前味噌になるが、ストーリーが
あまりに面白過ぎる。
スケール感、スピード感があり、かつロボットに芽生えた
愛情の問題が、なかなか深刻で、視聴者の心を捉えて、
感情移入させてしまうだろう。
こういう大人が見てもスリルがって、考えさせる面白さ
が、時々あると、この作品の面白さが普遍的になる。
メカ茶魔の悲哀が伝わってきて、かわいそうで、早く
続きが見たい。

『サッカー部キャプテンになる』のお話
シンプルだけど、茶魔がサッカーで勝つために、
亀たちを使ってあれやこれやするのが楽しい。
キーパーの意味がわかってない爺やのところも面白い。
茶魔や他のキャラが生き生きしているのが素晴らしい。

『応援団』のお話
このアニマティクスは以前一度見たと思うけど、
2回目のアニマティクスかな?
漫画原作の回で文句なしに楽しい。
応援団員の茶魔がやたら可愛いし、この「応援団」と
いう日本ならではの存在が、インド版アニメで描かれ
るのが楽しい。

◆アニメーション『AIパンツ』のお話
やっぱりアニメーションは色が鮮やかで楽しい。
AI搭載のパンツをつけた茶魔が可笑しくて可愛いく
表現されている。

やっぱりこの第2シーズンも放映されたら、大ヒット
するんじゃないか?
茶魔のキャラの喜怒哀楽が、活き活きと表現されていて、
子供は親密感を覚えるだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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