来週はライジングがお盆休みだったので、配信中の「泉美木蘭のトンデモ見聞録・第332回『洋服の歴史~パリに“女子ズボン禁止令”があったワケ』」の補足を書いときます。
ライジングでは、絵画をいっぱい紹介して、かつては男性こそが着飾りまくっていた時代があること、フランスのパリでは、人権宣言後に、女性にズボン着用を禁止する法令が出されたこと、「革命後」にも関わらず、旧時代の習俗と宗教的な感覚による男尊女卑を押し付けたことなどを書いた。(ぜひ読んで感想書き込んでね~)
フランスの女性に対する服装の取り締まりは、現代でも起きている。
2000年代になってから、ムスリムの女性が髪を隠すためにかぶる「ヒジャブ」を公共の場で着用することを禁止。
理由は「政教分離の徹底」で、公立学校や公共の場だけでなく、「スポーツでも政教分離」となり、フランスは、自国のオリンピック、パラリンピック選手に対して、ヒジャブ着用を禁止している。
フランス生まれ・フランス育ちのムスリム女性はたくさんいるのに、その多くはスポーツから遠ざけられているわけだ。
こんなことをやっているのは欧州38カ国でフランスだけだとかで、今回のオリンピックに際しても、他国から「人権侵害」として批難の声が上がっているらしい。
「人権」もあやしいし、「政教分離」がどこまでのものなのかもあやしく感じられて、私には、ムスリム排除という目的のために、「政教分離」を強く掲げているようにしか見えなくなっている。
労働力不足の解消のために、国内に移民を迎え入れた末に、貧困の若者が大勢生まれ、その後のテロの多発で、国内に恐怖の種を抱えるようになったのがフランスだからだ。
オリンピック中にフランスの悪口ばっかり書いてるのも、さすが性格の悪い私って感じがするけど、まさに次回「オドレら」に向けて、思考を巡らせはじめるための良き素材であること間違いなしっ。
9月14日(土曜)14時~in東京、ぜひ応募して、参加してくださいよっ!
2024/9/14(土)14:00~17:00
『オドレら正気か?LIVE
「民主主義に希望があるのか?」』