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小林よしのり
2024.8.5 11:07日々の出来事

インド版アニメ『おぼっちゃまくん』感想

インド版アニメ『おぼっちゃまくん』チェック

『警察犬』
「警察犬になって金メダルを取りたい」という
茶魔の異常な発想から、警察犬の扮装をして、
警察犬と戦い始める茶魔の行動が、アニメになっ
たら、可笑しさが増している。
それが誘拐された袋小路くんを助けに行くという
展開に繋がり、シナリオの段階でよくできていた
話だが、子供心のある無邪気なお話で、ひたすら
楽しい。
「言うとこなんか、機関車~!」で機関車になって
いる茶魔が可愛い。

『ジュラシッコ Aパート』
わしの原作がアニメーションになるのが楽しみだ。
まずAパートだが、茶魔がスイカの種を貧ぼっちゃま
に飛ばすとこが可愛い。

『入れ替わりのお話』(アニマティクス)
茶魔とお父ちゃまが入れ替わってしまい、
お父ちゃまが学校で、茶魔が会社で、お互いの振り
をする設定が面白い。
振る舞いが完全に茶魔なのに見た目がお父ちゃま
というのが、絵になってより面白さが伝わるように
なっている。
設定だけで、インドの子供たちも、ワクワクして
しまうのではないかな?

『遅刻のお話』(アニメーション)
茶魔が遅刻して、校門前で、昴田先生と延々と
にらみ合うという、非常にシンプルなネタだが、
分かり易くて楽しい。
絵が色鮮やかだし、キャラが生き生きしていて
インドのアニメーターは命を吹き込むのが上手い。
入れ替わった茶魔とお父ちゃまが一緒に大袈裟に
泣いているのも可笑しいし、昴田先生との攻防で
描かれる茶魔もいちいち面白くて可愛い。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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