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笹幸恵
2024.8.3 13:19日々の出来事

横須賀、謎の防空壕

海上自衛隊横須賀教育隊の敷地内に謎の防空壕がある。
先日、お邪魔にした際に見学させてもらった。
今年の1月に続き、2度目。
冬はゲジゲジ大量発生していたけれど、
夏はほとんどおらず、天然クーラーで実に快適。

ここは、保安のため調査に入ったところ、
かなり大がかりな壕であることが判明したという。
史跡好きな隊員さんが長年かけて探索、
独自に壕の地図まで作成している。

この一帯には、かつて横須賀第二海兵団があった。
戦争末期、本土決戦のための部隊を配備する予定だったようだ。
が、ほとんど史料が残っていないという。
壕は手掘りだが、丁寧に掘られているところと
そうでないところがあるのも興味深い。
それに、地層が見事すぎる。
完璧なばうむくーへん。
たまらんなあ・・・。


見上げると銃眼。


壕内ばうむくーへん。
ズレているのがはっきりわかる。
この時代に大きな地殻変動があったのだろうか。


テンションあがりまくり。

戦争末期の貴重な戦争遺跡だ。
何とか保存できないかと思っている。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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