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2024.7.17 06:30ゴー宣道場

千年以上前と今の男女にそれ程差はないのかな?『「光る君へ」と読む「源氏物語」』

「光る君へ」と読む「源氏物語」
第11回 第十一帖<花散里 はなちるさと>
配信中!
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感想のご紹介です!

【くぁんさん】

桐壺院が亡くなり、にわかに立場がヤバくなっていく光る君。それほど熱心に通わなかった女性を思い出し、何故か足が向く。その途中において更に別の女性を思い出し、歌を送ってみる。和歌に詳しくもないオイラでさえ、諦めざるを得ないその内容。そして、それまでの自分の行いに思いを馳せながらも、又、別の女性を脳裏に思い浮かべる光る君。

ヒスフェミにしたら、これ以上最低の男はいないだろう。そして、そんな最低な男を受け入れてしまう女性は尚更だ。90年代のトレンディドラマなら単なる”都合の良い女”だ。そんな2人も見方を変えれば、亡き母の面影を追い求める可愛い男(ひと)と、その可愛くて光っている男に、これまでの全てを忘れてしまえる程、女性として素直で、母性を備えた素晴らしい女性、花散里!という見方も出来るのですよね♪

昨日の『光る君へ』では、左大臣として出世した道長と、石山詣中で掛帯をしているまひろが結ばれ、御子を授かってしまうという過激な展開!突然、小田和正のドラマチックな音楽が鳴ってもおかしくない展開であった。そんな突然の出会いの中、「人の心が読めるようになったのは偉くなったからですね♪」というまひろに対し、「偉くなったせいではない!…」と言いつつも、その後、おそらく道長が言いたかっただろうセリフ、「お前にフラれたからだ!」を言わせないところなど、実に面白くてオシャレであった♪

また、一条天皇に入内させた彰子を、なんとか華やかな艶のある女性にしたいと頑張る倫子が言った「入内して目立たなければ、死んだも同然!」のセリフは面白かったし☆初めて知った言葉ですが、閨房(けいぼう)と”声を出す女性”のくだりも個人的にとてもツボでした♡

歌を通して、気持ちを伝え合う。今、それをやろう!などとはいかないが、人との距離感、相手を傷つけることが目的ではなく、自分の偽らざる心情を正確に伝える為の歌のやり取りは、今更ながらだけど、とても良いもんですね♪
懐かしむ心を橘に例えたり、自分の姿をホトトギスになぞらえて歌ったり…。

千年以上前と今の男女にそれ程差はないのかな?と思える今回のまいこさんのブログでした♪とても身近に感じることができ、考える事が出来ました♪ありがとうございました☆

・・・・・・・・・・・

大河ドラマの前回の展開にはさすがに驚かされました。
冒頭でまひろが道長と結ばれて、その回の最後には出産!
それに彰子の入内の話も入ってくるから、ついていくのがもう大変。
さらに、まいこさんはどこをどう読み解いていくのだろうかというのも楽しみになってきました! 次回も楽しみです!

 

【バックナンバー】
第1回 第一帖<桐壺 きりつぼ>

第2回 第二帖<帚木 ははきぎ>
第3回 第三帖<空蝉 うつせみ>
第4回 第四帖<夕顔 ゆうがお>
第5回 第五帖<若紫 わかむらさき>
第6回 第六帖<末摘花 すえつむはな>
第7回 第七帖<紅葉賀 もみじのが>
第8回 第八帖<花宴 はなのえん>
第9回 第九帖<葵 あおい>
第10回 第十帖 < 賢木 さかき >

 

 

そして、
「枯レルヤ」
第3回『若さと夢と「数字は数字」』
配信中!!
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【バックナンバー】
第1回 枯レルヤとは
第2回 過去を忘れる理由

 

明日配信予定の第4回は、
昨日配信の『小林よしのりライジングVol.506』のゴー宣とも連動する内容になっています。
どうぞ合わせてご覧ください!

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