日本会議の機関誌『日本の息吹』(6·7月合併号)
巻頭に掲載された「今月の言葉」に、一般にほ
とんど見落とされている事実が取り上げられていたので、
ここに紹介したい(執筆者は高清水有子氏)。それは、平成から令和への御代替わりに伴って、
皇室の護衛体制に変化があった事実だ。皇宮警察本部には直接、皇室の方々の護衛に当たる、護衛部がある。
平成時代には、その護衛部に第1〜3課が置かれていた。
護衛第1課は、天皇をはじめご一家の方々と国賓を担当する。
同第2課は東宮家(皇太子ご一家)を担当。第3課は内廷外の
宮家の方々を担当する、という役割分担だった。
3つの課のうち、2つ迄が内廷の方々(及び国賓)を担当する体制だ。令和の現在はどうか。
新しく「上皇護衛課」が設けられた。
その上で、第1課は同じく天皇陛下をはじめご一家を担当する。
第2課は内廷外の方々を担当し、その中に“皇嗣”になられた
秋篠宮殿下とそのご家族も含まれる、という役割分担だ。3課のうち2課が内廷の方々を担当することは変わらない。
しかし、秋篠宮家が内廷外にとどまられている為に、
結果的に平成時代に東宮家を担当していたような、
皇嗣ご一家を担当する独立の部署は無くなっている。これは迂闊ながら、私も見逃していた。
早速、皇宮警察本部に確認したところ、間違いない事実だと分かった。
これまで、紀子妃殿下と悠仁親王殿下が乗られたワゴン車が
追突事故を起こしたり、悠仁殿下が中学校に通学されていた頃、
刃物を持った不審人物が教室に侵入する事件が
あったりしたことなどを考えると、
いかにも不用心と言う他ないだろう。令和における「皇太子」不在という重い事実は、
このような面にも暗い影を落としている。【高森明勅公式サイト】
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