今日のタイトルは、サラ金業者から過払い金を取り立てようというものではもちろんなく、先日書いたブログ「過払い金訴訟CM」とキャンセル・マインドで、いわゆる「過払い金訴訟」に抱いた違和感を「回収」するようなニュースがあったからです。
「NHKから国民を守る党」(以下、N国党)の立花孝志氏は、過払い金訴訟のCMを一番派手に展開していた「アディーレ法律事務所」創業者・石丸幸人氏の都知事選立候補をサポートするそうです。
ちなみにN国党は、都知事選に公認・サポート含めて30人の候補を送り込む予定との事です(念の為、都議会議員選挙じゃなく、当然ながら当選するのは一人の「都知事選」です!)。
さらに、「石丸氏」をサポートする理由は、一部で話題と成っている広島県安芸高田市長の「石丸伸二氏」と同じ「石丸」という名字で「『石丸』と思って書く人がいる」というもの。怒って批判するのも勿体ないので流しますが、逮捕されたガーシー元議員しかり、N国党のやっている事は「蔓延するニヒリズムの中においての奇行で耳目を集め、存在を保っていく」というものの繰り返しです。
元々が空っぽなので、皇位継承問題に関する意見書についてもこんな恥ずかしいモノを丸写しする黒歴史を作ってしまうのでしょう(ここに「採用」されて得意げなネタ元の「ストロングスタイル」も同じぐらい恥ずかしいというか、非常に納得が行く同レベル)。
そんな「奇行のタネ」になっている石丸幸人氏ですが、最初に就職したゲーム会社のセガを再三の飲酒運転で懲戒解雇された後に、司法試験に合格して弁護士となりアディーレ法律事務所を設立。その後、税理士や保育士の資格もとりつつ、2021年には医師免許も取得して美容外科クリニックを開業との事。
断言しますが(しなくても)、私には絶対できない芸当です。この、間違いなく「秀才」である人物が、金銭的にも名誉的にも絶対にプラスにならない(どころか、自身の人生を毀損するだけの)虚しい悪ふざけになぜ加担するのか?
ここには、「過払金訴訟というビジネス」の本質と同じぐらい虚無的な、満たされない心の穴のようなものが存在しているのかもしれません。
この立候補騒動については(この周辺の常のように)状況が変わるかもしれませんが、以前のブログのタイミングで違和感を感じたのは「右脳からの直感が間違っていなかったな」と感じています。
この件は、深堀するに足りる展開になったら、また書いてみます。