本日発売、SPA!5月7・14日合併号掲載
ゴーマニズム宣言の感想ご紹介です!
【まいこさん】
本日発売のSPA!ゴー宣231章「キャンセル・カルチャーは続いている」の感想です。
BBCの東山さんのインタビューを視聴したとき、「あ、もしかしたら『日本人論』を読んでおられるのではないかしら?」と感じました。『日本人論』は、第1章「ジャニーズ記者会見の狂気」の「今回は法を超えて、救済、補償というものが必要だなと考えています。」をはじめ、法治主義を完全に無視した発言をした結果、マスコミが鬼の首を取ったように、かえって騒ぎ立ててしまい、火に油を注いだごとくジャニーズが完全に灰になるまで追い詰めた様子が克明に記されました。
今回のBBC記者の質問に対する「法的なことを考えると、僕らには権限がないと思いますので、その当事者の人たちが刑事告訴したら、僕らとしては全面的に協力することになるとは思います。」との発言は、人権を振りかざすマスコミにおもねっても、何の利もないことを学ばれたようで、法治主義に基づいた発言に軌道修正されたことに安堵いたしました。さらにSMILE-UPは、東山さんの取材映像の編集や被害者との面談に関するモビーン氏の発言についての抗議文書をBBCに送付したそうで、『日本人論』でマスコミの手口を暴かれたことに則ったように、キャンセル・カルチャーには毅然と対応する先鞭をつけられたことに頼もしさを覚えます。
マイケル・ジャクソンさんの性虐待疑惑については、ジャニー喜多川さんと同じく、芸術家であるならば、ある程度の嗜好の自由は看過してもいいのではないかしらという風に捉えていましたが、裁判で無罪になっていることや、BBCがすでに「虐待はなかった」と証言していた人物を被害者として取り上げていたとは存じ上げませんでした。これではジャニーズ問題を作り出したのと全く同じ手口ではありませんか。
いったんスキャンダラスに報道すれば、事実誤認と判明しても、はじめの印象を修正するのは難しいことを利用して、事実誤認のままの報道をし続ける方が売れる。1922年に放送を開始し、現在は公共放送として一応は権威とされている英国放送協会BBCをしても、マスコミとは倫理に基かない報道をするものであることが大前提なのなのだと、こんな手口に引っかかって、大事な大事な日本の文化を消滅させることは二度とあってはならないと、直系よしりんは教えてくれました。『日本人論』は、もっともっと読まれるべきですね。
本当は最初っから毅然と対応してほしかったし、メリー喜多川が生きていたら絶対にそうしていたはずですが、それでもここで軌道修正できたのであれば、まだよかったと思います。
問題は何の総括も反省もせずに、まだ東山を叩いていたマスコミです!
マスコミの悪辣な手段を暴いた『日本人論』、マスコミが決して取り上げない『日本人論』こそが、いま最も読まれなければならない本だと心から思います!!