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小林よしのり
2024.4.14 07:42日々の出来事

狂人と聖人、どちらを信じるか?

世の中には常軌を逸した人間がいる。
大谷を騙し続けた通訳・水原という奴も、麻原彰晃レベルで
「常識」が破壊された人間だ。
日本人の常識からも、人間の常識からも逸脱した狂いっぷり
である。

自分を信頼してくれていた人物を、あれほどまでに裏切った
ことが発覚したら、のこのこ法廷に現れる前に、自害する
はずだが、罪悪感が消滅しているから生き恥を晒す道を選ぶ。

それがギャンブル依存症だからと言っても、罪悪感くらい
発生するはずだろうに、それも居直りが強すぎて、自分の
意思で消滅させたのだろう。

今は司法取引で早く刑務所から出る方法しか考えていない。

狂人と聖人が事件の当事者として浮上した場合、狂人を信じる
のは当然愚か者だが、聖人を疑った者は「軽い謝罪」で済ませ
られるものではない。
聖人に疑惑を抱き、公に吹聴した者を、赦すことができる者は、
自分を神と錯覚した者だけだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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