『ゴーマニズム宣言SPECIAL
日本人論』
大絶賛発売中!!
DOJOサポーター・しろくまさんの
感想をご紹介します!
全章を読み終えて改めて、今まで日本の文化、長い歴史を知らなかった事がたくさんありました。
日本独自の文化には他国にはない、性文化、男色文化の多様な歴史があり、現代の文化、芸能の底流には深い歴史の蓄積があることがわかりました。
その過去の歴史の積み重ねの上に私たちは生きてるのだと、その時代によって文化が変容しながら国や社会が形成され、国民によって新たな文化を生み出す循環がこの広大な日本という歴史の時代の流れがあり、諸外国のアメリカと西洋の歴史を知ることで文化の違いが日本にどのように影響してきたのか、時代のうねりにぐいぐいと引き込まれ、読んでいてとても面白く分かりやすかったです。
文字と絵が一緒にあることで知識だけでなく、登場する過去の日本人の美学、美意識、優美な感性に触れることができ、感情、感性にも深く伝わってきました。
マスコミや知識人たちは日本の歴史や文化の事実を知らない、リベラルな思想であっさりとアメリカ発のキャンセルカルチャーに乗っかり「人権」「正義」を振りかざし糾弾し、ジャニーズや松本人志を社会から抹消した一連の事態を起こしたマスコミは非常に無責任で極めて罪深いです。
最終章では、谷崎潤一郎の作品「陰翳礼讃」が紹介されていた数ページの陰翳の迫力に圧倒されました。
そこには静寂な時間と陰翳の空間のみ。「日本の美は陰翳にこそあると」闇や陰にこそ、深い美を見出す日本人の独特の美の感性を思い出させられました。
光が当たらない暗闇も芸術へと昇華する日本人の感性、それが今、白か黒か、光が善で闇が悪だと、文化や芸能の闇も許さない不寛容さが全て光によって消されることは日本の文化を否定する日本人としてのアイデンティティを失うことになり、危機感を持たないといけないと思います。
日本の歴史や文化を守らないといけない。文化や歴史を知る上でまさに全国民に『日本人論』は必読だと思います。
誰も言わなかった多くの日本の真実の文化を著書で読めたことに感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございました。
歴史の積み重ねの上に今の自分があると知ることは、
とてつもなく楽しく、精神性が豊かになる、
幸福な経験です。
そのことを知らずに、人工物のイデオロギーに走る人は、
ある意味、不幸な人と言えるのかもしれません。
この本を読めば幸福な日本人になれる!
読まないなんて、人生の損失です!
【目次】
まえがき
第①章 ジャニーズ記者会見の狂気
第②章 キャンセル・カルチャーとは何か?
第③章 ザビエルとBBC
第④章 性犯罪者と性加害者は違う
第⑤章 「当事者の会」への疑惑
第⑥章 人権vs文化という構図
第⑦章 〈証言〉を鵜呑みにして冤罪をつくる奴ら
第⑧章 偏見は大事である
第⑨章 ジャニーズ問題:マスコミの〈検証〉
第⑩章 ジャニーズ問題と日本の性文化
第⑪章 日本人が少年愛を「大したことない」と思う理由
第⑫章 芸能とは何なのか?(前編)
第⑬章 芸能とは何なのか?(後編)
最終章 陰翳を消す「人権」の光
あとがき