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2024.3.21 07:00ゴー宣道場

電気自動車なんてわたしに言わせれば…

関東DOJOサポーター 焙煎珈琲です。

「電気自動車なんてわたしに言わせればゴミです」

このセリフは漫画家・しげの秀一先生の「MFゴースト」にある登場人物のセリフです。
マスコミがこぞって推す「電気自動車=EV」。
「走行中に」CO2を出さないということで環境に優しい、
ということですがそれは間違いです。
大前研一氏も下記記事でそれを述べています↓
ヨーロッパの環境先進国ではEVに不満続出
EVの問題点は
①充電に時間がかかる
②価格が高い
③バッテリーの寿命が短い
④車重が重い(バッテリーが重い)
⑤寒冷地で止まると死の危険。
⑥一台作るのに大量のCO2を排出
と様々ある問題点が、ある程度販売したあたりでようやく気が付いたのが現状です。
結果販売台数は落ち込み始め、中国では「EVの墓場」が生まれてしまいました。
このままでは「EVの販売台数が前年割れ」も
上記記事では結局トヨタが正しかった、との記述があります。
結果欧州ではエンジン車の販売を2035年で販売終了しようとしたのを撤回しました。
EU、エンジン車の販売2035年以降も容認

電動化はそもそも無理があるのです。
スマホを日常的に使っていればイヤというほどわかります。
充電時間もかかるしバッテリーは寿命が短いですよね。
どうしても電動化したいのならバッテリー交換式しかありません。
そうすれば古くなったバッテリーはリサイクルに回し、非常時でもバッテリーを運んで交換すれば良いのですから。
(無論交換しやすくするにはどうしたらいいのかが課題です)

2輪車では「バッテリー交換式」で電動化を始めています。
既に郵便配達バイクは電動化してきています。
来年令和7年10月一杯で50ccバイクの生産は終了します。
排気量に対する排ガス排出量を抑えられないためです
そのため小型バイクから電動化を始めています。

電動二輪車の普及に向けた取り組みHonda
既に都内では郵便配達バイクの多くが電動化されています。
ホンダは電動アシスト自転車でも「バッテリー交換式」を進めています。
Honda 自転車を電動アシスト化・コネクテッド化

以前「オール電化住宅」というのがはやりましたね。
この時ガス会社に勤めていた大学時代の同期生は
「オール電化で仕事が激減して大変」
と言っていました。
東日本大震災で原発事故があった後どうなったでしょうか。
すっかり「オール電化住宅」なんて言わなくなりました。
電気にばかり頼ってはいけないのです。

最後に冒頭の「MFゴースト」のセリフになるまでの文章を抜粋させていただきます。

「そもそもEVシフト推進の裏側にあるものは環境問題というより・・先進国国家間の熾烈な経済戦争なんですから・・」
「根底にあるものは日本国内の自動車メーカーの環境対策技術が世界中の自動車を完全に凌駕してしまったという現実です」
「SDGsもただのキレイ事ですよ・・電気を作るのにどれだけ大量のCO2を発生しているか報道されることはありません」

「そもそもムリがあるわけです」
「急すぎる電動化のうらには日本メーカーのもつアドバンテージを帳消しにしようという思わくが見えかくれします」
「残念なことです・・自動車がつまらない時代になってしまいました・・」
「車が重いということは良いことではありません」

と続いて最後の冒頭のコマになるわけです。
EV化とは「ガソリンエンジンのキャンセルカルチャー」です。
環境を考えるなら電動化ではなく脱石油でしょう。
脱石油に対しても各国無策なわけではありません。
その策をいずれ改めて書ければ幸いです。

 

プロフィール

東京都新宿区の直火式珈琲焙煎士兼販売店オーナー。
学生時代はほぼ昭和で平成元年社会人デビュー。
大手自動車メーカーに就職したのに6年で退職。
その後派遣を含めあちこち転職し続けて20年。
平成10年12月に脱サラしてようやく念願の独立。
趣味、というよりなくてはならないものが漫画。
草野球試合中にバットで殴られた事件で門下生に。

 


 

 

「環境」も「人権」もよく似ています。
これさえ言えば絶対の「正義」になって、異論を問答無用で排除できて、それに乗じてインチキなことをやる人間がワンサカ現れるわけですから。
やっぱり重要なのは「正義」ではなく「真実」。
これに尽きます。(時浦)

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