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大須賀淳
2024.3.18 11:14その他ニュース

「キャンセル」の主体はノイジーマイノリティー

ジャニーズ事務所が「消滅」してからもうけっこう時間が過ぎたようにさえ感じてしまいますが、その最大のきっかけとなったBBCのドキュメントがYouTubeで公開されたのが、2023年の6月19日。このブログを書いているのが2024年3月18日なので、たった9ヶ月しか経っていません

 

名古屋DOJOなどに向け、キャンセルカルチャーの現状把握をしておこうと思い再度視聴したのですが、驚いたのがこの動画の再生数。なんと、現時点で56万回「しか」再生されていません!

 

これがいかに少ない数字か。例えば、Hikakin氏など人気YouTuberの動画は、公開1日で100万回以上再生されるのが「普通」です。

 

ジャニーズ事務所消滅という「社会をゆるがす」展開につながったのに、その震源地になった動画なんか、影響の大きさを考えれば「だーれも観てない」に等しいですね。

 

それなのに、ジャニーズ事務所は「キャンセル」されちゃった。

 

ちなみに、同ドキュメントのオリジナル(英語版)なんて34万回しか再生されてません。BBCのコンテンツなんて、英語版のほうがはるかに観られているのが「普通」なのに!世界的には、全然「問題」にすらされていません(ちなみに、同じBBCチャンネルの、鳥山明氏の訃報は97万回再生されていました)。

 

それなのに、「国際的な人権感覚」を錦の御旗に、ジャニーズ事務所は「キャンセル」されちゃった。

 

あのドキュメントを観たら、ジャニー喜多川という存在を歴史から抹消するレベルでキャンセルすることや、多くの「当事者」の言動や振る舞いに違和感をおぼえる人が少なくないはずです。

 

だけど、無料でいつでもどこでも観られるYouTube動画ですら「原典を確認してみよう」なんて思うのは、ごくごく少数派なんですね。

 

「積極的な関心」が薄い物事について、ノイジーマイノリティーによる偏った意見が、多くの庶民感覚とは遊離していながらも通されてしまう構造は、皇位継承問題ともそっくりです。

 

キャンセルカルチャーも、特定のイデオロギーに呪縛されたノイジーマイノリティー(人権カルト)によるステルス侵略に他なりません。

 

「日本人論」、そして4月の名古屋DOJOを通して、この構造と徹底的に向き合って行こうと思っています!

大須賀淳

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