ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2024.2.12 10:11日々の出来事

新生「ゴー宣DOJO」はうまくいった。

新生「ゴー宣道場」の船出だ。

安倍政権の総括は、一部で高森、倉持両氏によりほぼ
なされた感があった。
2人ともテーマに沿ったリアルな話を完璧にしてくれた。
ただし、2人とも一部だけでトンヅラしてしまったので、
二部をわしが根幹を支えねばならず、何も考えて来なか
ったので、少し難儀した。

そこで二部ではわしはもっとマクロに見て、そもそも
戦後、政治家は国民にとって良き政策を実現してくれ
たか?を話した。

戦後は人口が増えたから、高度経済成長しただけで、
これは日本の運命である。政治家の関与はない。
戦後すぐは社会党までアメリカからの独立を主張して
いたのに、経済優先で属国化を受け入れてしまった。

戦後はむしろ官僚の主導で、経済を後押しした功績
の方が強かった。
日本が属国からの離脱意思を持っていたのは田中角栄
までで、角栄がアメリカに刺されてからは、日本の保守は
従米保守しかいなくなった。

やがて日本の生産・輸出力がアメリカを脅かすようになっ
たら、日本はアメリカに脅されて、構造改革を受け入れ、
働き方を改革するようになり、モーレツ社員はいなくなった。
今も労働者の人権をテコに、働かない日本人を作り続けている。

今や政財官の三位一体は崩壊し、政治家はアメリカの奴隷、
官僚は政治家の奴隷となり、グローバリズムで格差は拡大の
一途、近代化が人口減を加速させ、キャンセルカルチャーが
日本の文化まで崩壊させる流れになった。

わしはニヒリズムとの戦いの中、日本の文化だけは財産だから
守らなければならないと思い、『日本人論』を描いた。
その文化には、皇室からサブカルチャーまで内包するが、
人権真理教を放っていたら、皇室にまで波及しかねない。
なるべく早く愛子天皇を実現することしか、希望はない。

わしの話は『日本人論』でもあるが、果たしてどれだけの
人に理解してもらえたか、分からない。
皇室も憲法も、この話の中に含まれるが、名古屋のDOJOの
議論の序章にもなるように話した。

次世代師範はまだ寡黙だが、良いことも言っていた。
何度も経験すれば、もっと饒舌になるだろう。

場外乱闘であらためて、設営隊の個人個人のユニークさ
に笑わせられ、責任感を見せつけられ、誇らしく思った。

わし個人のニヒリズムの克服は女だと言った門下生が
いたが、帰りに女性から今年初のバレンタインチョコを
いただき、わしは義理チョコではないと妄想するので、
まだ男と認識されるのかと、希望が芽生えた。
やはり女は、ニヒリズムの克服に役に立つようだ。

※昨日の会議で、グッズの議論になった時、チェブリン
のグッズの希望が出なかったのが不思議だ。
チェブリングッズは売れると思うがな?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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