【ゴー宣欄外名言 その23】
戦争といえば「悲惨だ」「二度と繰り返してはならない」そう答えておけば大正解の〇となってるマスコミとマスコミの作り出す世論の画一性はむなくそ悪くなる。こう言っただけで極悪人か非国民にされてしまう状況には徹底的に反抗してやる!
(SAPIO1997.9.24)
これは、よしりん先生が「従軍慰安婦問題」から熾烈な歴史認識論争の戦いに突入し、猛烈な勢いで『戦争論』を執筆していた最中の言葉です。『戦争論』の出版は、この翌年6月のことでした。
『戦争論』によって自虐史観のサヨク全体主義の空気は一掃され、歴史認識をめぐる世論の状況は大きく変わったと私は言ってきましたし、それ自体は間違いではないと今でも思っています。
しかし、日本の世論の仕組みそのものは当時から何ひとつ変わっていないということに、この言葉を見て気づかされました。
「むなくそ悪くなる」ような「マスコミとマスコミの作り出す世論の画一性」。
ジャニーズや松本人志に対するキャンセルカルチャーの世論は、まさにこれです。
自虐史観全体主義を作ってきた構図は何ひとつ変わらず、同じようなことがそっくりそのまま今も行われている最中なのです。
そして、この画一的世論に異を唱えれば「極悪人か非国民にされてしまう状況」にあることも、よしりん先生がこれに「徹底的に反抗してやる!」と、激烈な思いで『日本人論』を描いていることも全く同じで、デジャヴュを見ているような思いです。
マスコミが作った自虐史観・全体主義は『戦争論』が一掃しました。
今度は、マスコミが作ったキャンセルカルチャー・全体主義を『日本人論』が一掃することでしょう!!